キャプテン翼 4巻(その1)

少年サッカー大会静岡県予選はついに決勝戦をむかえる。南葛SCvs清水FC。 お互いに応援団がついており、応援合戦している観客席のはしゃぎっぷりでこの巻はスタート。
予定通り、若林がスタメンに入る。ついでに石崎は補欠のまま。さらについでに言うと、 南葛SCのメンバー数えたら13人しかいないんだけど…。15人に絞ったって書いてあったのに。 この巻の表紙は南葛SCのメンバー。数えたら15人いるには、いる。後の2人は監督とコーチだよ! おいおい、絞られたメンバーに入っちゃってるよ。監督とコーチが(笑)。まさかこんな所まで テキトーとは・・・。もう、いいや(爆)。
南葛ベンチでは、昨日全国で5つの代表チームが決まったと監督。例の明和FCは、決勝で昨年の代表チームを 10−0で勝ち越した。それを聞いて、「今日は負けられないね翼くん」、「うん」と翼・岬の コンビは爽やかに闘志を燃やす。
一方、清水ベンチでは翼を徹底マーク作戦(2人つくんだって)で、翼に何も仕事をさせないように する試合運びを企てる。

いよいよ選手入場。あねごは「キャーッ、翼く〜〜〜ん。がんばって〜〜〜っ」と学ラン姿で黄色い 声援をかける。すると横にいる団員(7:3分けに「ライターで焼けたのか?」って聞きたくなる もじゃもじゃ前髪。たぶんリーゼント風なんだと思う)に、「試合前なんだから少しはおちついて くださいよ」言われてしまう。が、逆にリーゼントが怒らる。このマンガって、上下関係きびしいな(笑)。 するとどこからともなく「翼くーん」とほかにも黄色い声が。 ほかにも翼くんの応援したでしょ?とあねご。そりゃこの人数だからいるでしょうとリーゼント。
「いいの、翼くんを応援するのはわたしひとりで
さらに女子読者にも翼応援禁止を告げる彼女。正直、こっちが恥ずかしい(笑)。

南葛のキックオフで前半スタート。早速翼に合わせようとするが、翼にマークが2人ついた事に驚き ボールを取られてしまう。清水はシュートするが、若林が難なくキャッチ。そして南葛の反撃。 一気に翼にパス。2人マークがついているものの、翼はヘッドで競り勝つ。そのボールを岬がとり、 すぐ翼に戻す。そこからシュートをするも、バーに当たって外れてしまう。マークが2人でも、びくとも しない翼に清水のキャプテン(GK)は驚く。

しかし、ここでさらなる驚きの展開が!観客席からピッチに向かって、女の子が叫ぶ。
「翼く〜ん、どうしたの!今のはきめられたわよ!!」
「翼く〜ん、わすれちゃったの。わたしよ。弥生よ。応援にきたわよ〜〜〜っ」
笑顔全開で叫ぶ、青葉弥生(これと言って重要ではない人物。LOVE担当)。翼は「ああっ」と笑顔。 呆然とする、あねご。しかし、次の瞬間けろっと試合モードに戻る翼。所詮は小学生男子だ(笑)。
一方、清水のキャプテンは翼のマークを3人に増やす作戦をチームメイトに告げる。守備が薄くなると 心配されるが、翼以外のシュートはとってやると自信満々な発言。翼さえ抑えれば負けないと思っている。
そして観客席。翼くんとどういう関係なのよ、と弥生に詰め寄るあねご。そういうあなたは?と、 問いに対して問いで答える余裕の女、弥生。小学6年生(笑)。あねごは、南葛の応援団長…と言いかけるが、
「翼くんの親衛隊長よ!!」
と、今となっては死語なポジションを答える(笑)。こわい顔で言うあねごに、
「そう…わたしは翼くんと前の学校でいっしょだった青葉弥生。よろしくね。」
とかわいい笑顔(でも描いたのは陽一師匠)で返す余裕の女、弥生(笑)。
いつ見てもいきいきしている翼のプレイ。サッカー部がなくてひとりでボールを蹴っていた翼。 そんな翼に憧れていたが、その気持ちを伝える前に翼が転校してしまったこと。などをつらつら 語る弥生を、ぎちぎちした表情と態度で見るあねご。しかし、「応援しないの?翼くんにボールが渡った わよ」という弥生のセリフでやっと試合に戻り(私が)ホッとする(笑)。

しかし、3人に周りを囲まれ自由なプレイが出来ない翼。が、ボールは渡さない。隙を見て浦辺にパス。 そこから来生にわたり、ノーマークでシュート。ところが、清水FCゴールキーパーの川上がキャッチ。 「南葛に若林がいるなら、清水にだってこの川上がいるんだ」と自分で言っている(笑)。 結局前半はどちらも点が入らず終了。
観客席では、いつの間にか弥生の姿がなくなっていた。一方、清水FCベンチ。翼マークの作戦の次は “若林つぶし”なる作戦を企て、監督を先頭に黒い予感。

後半は清水のキックオフでスタート。なかなか攻めに来ない清水。しかし突然ゴール前にボールを あげる。取れると判断し、ジャンプする若林。そこにヘッドシュートするかに見せかけ、 清水の選手6人がまとめて突っ込んで若林に体当たりだ!もちろん反則。完全に狙ってやったのが バレバレなので、ふつうならレッドカードが出るところだがそのまま試合続行(爆)。
心配するチームメイトに、「これくらいの当たりに負けるおれさまじゃないぜ!」と笑顔の若林。 やっぱりおれさまかいっ、と思わなくもないがゴールキック。ところがボールを蹴ろうとした瞬間に 若林は倒れこむ。ああっ、今さっきの強がりはどこへ!?(笑)清水の思惑通りに足をさらに痛めた若林。 待ってましたと反撃の清水。ボールを取られシュートされる南葛。しかし、ゴールまで下がってきた 岬がなんとかブロック。ピンポイントで大活躍の岬くん(MFC<マイ・フェーバリット・キャラ>1位)。 しかし、クリアしたボールは清水の選手のもとへ。やっぱりシュートをうたれ大ピンチ。しかし、
「若林源三をなめるなァ!!」
と根性でボールをキャッチ。そして根性で翼にパス!そんな若林のガッツを ムダにすまいと闘魂の(笑)翼。3人マークもあっさり抜きさり、シュート。キーパー反応できずゴール。 ついに南葛は1点を取る。

この後南葛は波にのり、翼が2点目をゲットする。別の席に移動したらしい弥生の姿がある。 すると誰かに「すごいでしょ?」と問いかける。わざわざ静岡まで見に来た甲斐があったと答える 逆光のアングルの少年。そのアングルは“できすぎくん”っぽい(爆)。
一方、東京の東城学園(私立の小学校?)の塀の上に日向とタケシの姿があった。日向お目当ての人物 の姿はなかった。日向としては全国大会の前に調べておきたい人物が二人いた。 「ひとりは修哲小の若林源三。」(そのコマの絵が若林本人ではなく、adidasの帽子なのがウケる。) もうひとりは、武蔵FCに選抜されている三杉淳という人物だった。

そして静岡。足の痛みに耐えながら懸命にゴールを守る若林。残り時間もわずかなところ、 翼が一瞬できたシュートコースを逃さず3点目を決めて、南葛は全国大会行きの切符を手にする。 翼は県予選全試合でハットトリックを決めるという偉業を成し遂げる。
そしてあねごが翼に優勝おめでとうと言おうとする。しかしここで余裕の女、弥生が 「翼く〜〜ん、優勝おめでとう」といいタイミングで被ってくる(すげー)。今度は全国大会で 会いましょうと続いて、 「わたしも今は転校して東京代表にきまった武蔵FCのマネージャーやってるのよ〜〜〜っ」 と、端々に説明的セリフを混ぜ込んで叫ぶ。が、翼はそんな彼女の横にいる、いい男風の少年に 視線をロックオン(ひでー)。若林も城山監督もつられてロックオン。弥生の横にいた少年こそが 重要人物・三杉淳であった。今、少年サッカー界で最も将来を期待されているプレイヤーだと監督談。
一方、武蔵FCのマネージャーというおいしい(?)ポジションの弥生にぎちぎちするあねご。 私も南葛のマネージャーになって翼くんと一緒に全国大会行こう♪、と乙女モードで応援団員をずっこけ させるのであった(笑)。
話にまったく関係ないが、翼が通る帰り道の田舎具合がすんごい懐かしいんだけど(爆)。

そして大空家。ご飯の用意をしているお母さんの横でつまみ食いしてひじで殴られる翼。 早くしてよ、せかせばそれだけ遅くなるのよ!という、少し微笑ましい親子のやりとり(実際 食べ盛りの男の子とのこういうやり取りは戦場な気がするが)を見つめるロベルト。 全員賛成しているのに、翼のブラジル行きをまだぐずぐず悩んでいる。家族の幸せを壊そうとしている のでは…と内心つぶやく。つーか、これは陽一師匠(←芸人的な響き)のつぶやきか?(爆)


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