薄桜鬼‐新選組奇譚‐ “なんでそれからプレイしなかったの?録”

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【とっかかり録】

ついにやっちゃいますよ、薄桜鬼本編!ソフトを貸してくれたNJさんは、ご丁寧にハート柄が散りばめられた袋に入れて持ってきてくださいましたよ!オトメイトだからか?オープニング前に企業名入るけど、オトメイトってすっごいハートが飛び散ってるじゃない?だからか?という問いに、「あ〜、そう言えばそうだね〜」…、無意識ですかい!恐い子!!(笑)

さて、Pさんが何だろうと言っていた「愛キャッチ」システム。これ、キャラの好感度が上がった時の効果なんですね。火曜サスペンス劇場のアイキャッチみたいなものかと思いましたが、違いました(爆)。NJさんに言われた言葉を思い出せ。これは乙女ゲーだ。いくらなんでも、このゲームに怯え過ぎだ!このあたりが黎明録を先にプレイした失敗点でしょうか?(爆)

薄桜鬼。ゲームよりアニメの方が先だったし、また黎明録の方を先にプレイしていたこともあってでしょうか。本編ゲームは、私にとって非常に残念な要素がありました。それは、主人公の声がついてないこと!!それに気づいた時の私のガッカリ感といったら!龍之介にすら声ついているのに!(酷)キャラごとに声のオン・オフ切り換えられるシステムあるんだから、別に最初からつけてくれてもいいじゃん!

アニメの千鶴がすっごく可愛かったんだよ!心なごませてくれるわたしの春風…(爆)。そういえば。たま〜に男性陣のお顔立ちが崩れている時があっても、千鶴のクオリティは常に高かった!主人公がかわいいから、薄桜鬼アニメを見ていた男性も結構いたという記事を見たことがあるよ、そういえば。

これ乙女ゲー原作だよね?と疑問に思うくらい千鶴はかわいかった。正直、ギャルゲ原作の女の子(ほとんど見たことないけど(爆))より気合い入っていた気がする。首絞められて苦しんでいるはずなのに「あれ?なんか…、セクシーなシーンっぽくね?」と思っちゃうような苦しみ方だし(爆)。ともあれ、いくらメンズが重要とはいっても女の子が可愛くないとね〜。もちろん男性陣も見目麗しゅうございました。アニメはこちらに軍配が上がったね。何と比較したかは言わないよ!(爆)

すいません、いきなり話が逸れました。まあ、実はアニメより先に某サイトのおもしろ動画たちの方が先だった薄桜鬼(爆)。いざ尋常にプレイしていきます。京に行ったきりの父親を捜しに来た千鶴は羅刹を目撃したせいで新選組に身を置くことに。最初は不審者扱い・部外者扱いで「なんなのさ!」という気分です。ちょっと気が許せるかな〜、やっぱり部外者!で、事件が起きてあれよあれよとデレが来る!という展開。簡単に流れを説明するとこんな感じです(爆)。

話の合い間には、相変わらずマイペースな近藤さんや、ゾックゾクするやろ〜〜!と言わんばかりの恐怖感溢れる山南さんや、健康診断の時に皆の前で裸になることを拒否し、なぜか乙女ポジションについている伊東甲子太郎など、個性的な人物がさらに話を盛り上げてくれます(笑)。というわけで、以下はガチでネタバレしているから、心してかかれぃ。


【沖田 総司 編】

<事前情報:ヤンデレが来る……!>

前回同様、気ままに進めていこうかとも思いましたが。事前情報から考えると黎明録同様、病んでるにちがいない…、ヤンデルートにちがいない!また回復までに時間がかかるにちがいない!!(爆)チモカミこと沖田総司。いや、自分で書いてもこれよくわかんねぇぞコレ(爆)。とにかく、何が待ち構えているのか?チモリルート以上の獣道を覚悟したのですよ。

前置きはともかく、黎明録と同じ順でクリアすることにします。さて、沖田は初っ端から千鶴のことを「殺しちゃいましょうよ」とか言っていたりしています。沖田、通常運行中です(笑)。しかし、主人公が女性だということを忘れていました。「ちょっといじめすぎちゃったかな」とか「あとで褒めてあげる」とか、微妙に優しい?黎明録と違うぞ…。そうだよね、相手は女の子だもんね。あ〜〜、龍之介って可哀相だったね〜(すげー今さら)。

あっれ〜、冗談なのか本気なのか分からない口調なだけで意外と沖田が普通だ…。病んでない!(爆)そうか、本編は沖田【完成形】だから、もう安定してるんだ。なに、この考察(爆)。黎明録からプレイした失敗点ですかね、これ。でも、近藤・命!は変わってなかったね。

しかし、ここには本物のヤンデレがいた…。主人公・雪村千鶴の双子の兄、南雲薫。ここで説明しよう!(爆)実は雪村家は東日本で最も大きい鬼の一族。しかし人間に滅ぼされ、生き延びた千鶴は分家にあたる雪村綱道に、薫は土佐の南雲家に引き取られた。女鬼ではないという理由で虐げられてきた薫は、何も覚えておらず憎むべき人間と笑い合う千鶴の姿を見て、自分と同じ気持ちを味あわせてやると彼女たちに近づいたのであった。

実はヤンデレってよく分からなかったんだけど。わかっちゃったね、これと黎明録のおかげで(泣)。なんだよ、「兄さんは心からお前の不幸せを願っているよ」ってー!本当にムカつくタイミングや言い回しで千鶴と沖田を追い詰めていく薫。結核が治ると嘘ついて沖田に変若水飲ませただけでなく、千鶴まで羅刹にさせちまった…。

うわ〜、黎明録の沖田の方がまだマシだなんて…。なんでしょう。幼い顔なのに歪み、人間の負の感情をあらわにした行動や表情。もう、こうなってくると薫のことは安達●実にしか見えない!!(爆)ごめん、女装バージョンの時はあまり思わなかったけど、男物の服着てる時の絵を見たらそう見えたんだよ…。おかげで、ボロボロカップルの千鶴と沖田。風間社長(中の人の関係でこんな呼び方(爆))に、羅刹になっては純血の鬼の子はなせないからって勝手に婚約破棄みたいな感じで言われるし。なんだよ(笑)。

さて、沖田が羅刹になって吸血衝動の発作が起こると、「(自分の)血を与える/発作を抑える薬(一時しのぎ)を与える/我慢させる」の選択肢が発生。ここはググッと血を飲んでもらいましょう。そして、千鶴が沖田に手ずから血を与えるシーンが登場。うっかり「乙女ゲー版アカイイト」と思ったことは内緒だ(爆)。それにしても………、彼を餌付けしているようだ…!!そして、どんなに血が欲しくても、どんなに発作が苦しくてもこう約束してくれました。

「僕は、君の血しか飲まない」

もう、逃げられない…!!(爆)。とはいいつつも、沖田が人間的に成長しているような描写も。土方と別れ千鶴の故郷へ向かおうとするシーンは、なんというか親(近藤父さん・土方母さん(爆))離れみたいな感じでした。画力があるならば、このシーンを土方視点で理代子先生風のマンガ描いてみたいな〜。そんな野望はさておき(笑)。

そして目的地・雪村の郷の近くで、今度は千鶴に羅刹の発作が!血が欲しいか我慢するか選択きたー!えい、と血を分けてもらうことにしたら、なんか互いに血をすすり合うスチルが登場。あ、なんかエロいっす(爆)。そして、このシーンの後にキスシーン来るのか。不思議だ…。

故郷に着くと、薫と綱道さんが待ち構えており、沖田は二人と戦うことに。戦闘中、もう止めてほしいという千鶴の言葉にいらついた薫が彼女に刃を向けた。綱道に止めを刺し、沖田が必死で薫に向かっていく。薫は振り返り刃を沖田に向け、そして!相討ち。ええええーーっ!!千鶴は沖田を抱え少し言葉を交わすが、沖田は息絶えてしまい、現れる「GAME OVER」の文字。あれー!?

「GAME OVER」なんて久しぶりに見たぞ…。何がダメだったのか、ここで攻略サイトを探して調べてみる。あ、千鶴は血を飲んじゃいけなかったんだ。互いに血をすすり合うのが、死亡フラグだったのか。調子に乗ってグイグイいき過ぎた!(爆)最後の最後で、ロマンス音痴ぶりを発揮してしまった…!!で、音痴ついでにセーブデータ使って、沖田に血を我慢させたらどうなるか試してみました。スチルをゲットしましたが、理性を失った沖田に殺されたり、風間に止めを刺されたりしました。

と、寄り道が終わったところで真のエンドを目指すことに。千鶴に血を我慢してもらうと、ああ、確かにこっちが正解だよねとわかります(ダメ過ぎる)。どうせ羅刹であるのならば…とあきらめかけている千鶴に、羅刹から解放される希望を捨てないと沖田は言う。…、沖田が前向キングだ。すみません、乙女失格発言です(爆)。あと、このシーンで気づいたのですが、薫が千鶴のもう一つの可能性であること、「そんな生き方、君には似合わないよ」という沖田のセリフが、黎明録にリンクされてるんですね。つい感心してしまいました。

そして故郷に着いて、やはり沖田は刀を抜かなくてはならないのですが、襲ってくるのは薫のみ。綱道さんは、千鶴が「沖田さんと一緒にいます」と言ったことに何か動けなくなるものがあったようです。やはり戦闘中に放った千鶴の言葉にいらつき、薫は刃を千鶴に向けるがその刃は千鶴をかばった綱道を貫く。最期は鬼としてではなく、父親の姿でした。そして薫は、沖田の刃に倒れる。好きな相手は助かったものの、肉親が亡くなってるのでなんともいえないストーリーですな。

エンディング。なんか可愛らしいカップルだよ。でも沖田のセリフが死亡フラグっぽい。もう、そういう「皆さまのご想像におまかせします」みたいなのやめてよー。切ないじゃない。エンディングの沖田のセリフは、千鶴を心から大切にしているのがよくわかるものでした。また、キスシーン手前のプロポーズみたいなセリフも、素直な彼の気持ちでした。それも含めて、エンディングを見た時こう思ったのでした。

「沖田がふつうのイケメンになってしまった。」

初めてプレイした乙女ゲー『遙かなる時空の中で』にて、頼久エンドを迎えた時と同じ感想でした(爆)。


【藤堂 平助 編】

<事前情報:女鬼が男前!>

沖田がふつうのイケメンだったとはいえ、安達裕●薫のせいでヤンデルートだったのは間違いなく。というわけで黎明録同様、平ちゃんで一息つきたいと思います。人に言われるまで千鶴が女だったと気づかないし、キャラメルボイスだし、男くさーい新選組の中で唯一、青春の香りを放つ平ちゃん(笑)。どんなルートになるのでしょう。

最初から千鶴に親しく接してくれて、食事もみんなとできるようにしてくれた平助(あ、これはアニメでの話だった)。やはり黎明録同様、主人公と同じくらいの目線でいる“同級生キャラ”というポジションです。ヤンチャな子という見た目ですが、それとは裏腹に悩んでいる姿が目立っております。

沖田が「ブレない男」ならば、平助は「ブレる男」。新選組が当初の立ち位置より幕府寄りになってしまったことに疑問を持ち、やがて伊東についていって御陵衛士に。その後は新選組にいた時の方が楽しかったと感じる…。と、気の毒なほどにブレてます(笑)。

やっと「千鶴を守る!」という芯を得ることができましたが、そこは油小路。鬼である天霧(この人けっこう慇懃無礼よね)の必殺パンチ(爆)のせいで重体に!そして羅刹になる道を選んじゃいます。その後は羅刹になってしまったことで苦悩。血を求めてしまうことに嫌悪するものの、否定もできず羅刹になったことも後悔しています。選んだ先々に待ち受ける苦悩。どんだけ二択に弱いのか?(爆)とはいえ、生死の二択ならば、どんなことになってしまうにせよ「生」を選んじゃうよね。

メインキャラが悩める青年であるせいでしょうか、別のキャラがたいへん男前でございます。鳥羽・伏見の戦いで敗れ、平助と千鶴が大坂城に向かう途中それは起きました。風間社長が立ちはだかったところに、鈴鹿御前の末裔である京の鬼、千姫が登場。ここでのやりとりがチョー意外。自分があんたの子を産んであげるから千鶴をあきらめろと、風間に取り引きを持ちかけます。互いに鬼の血筋を残すためとはいえ、潔すぎ!!それでもまだモニョモニョ言う風間に、「一番血筋の高い自分に文句あるんかい!」と一喝!(セリフがかなり違う(爆))すっげー男前!おかげで風間社長が可愛く見えました(笑)。

黎明録とのリンクを考えると、やはり平助は悩みに悩むルートのようで。江戸に引き上げた後、千姫から羅刹は自分の命を削っていること、そのため寿命が尽きたら灰になってしまうことを聞いてしまうのですが。これは衝撃過ぎる事実。当然、平助も千鶴もショックを受けます。

しかしそんなことの後に、恒例の吸血衝動が。今回は腕に傷をつけて血を与えます。抵抗したいけど、本能的にもうどうしようもないので申し訳なさそうに、だけど必死に血を飲む様子の平助。血を飲んでいるシーンではありますが、平助の可愛らしいキャラゆえ、エロさも怖さもありません(爆)。ただ、羅刹の哀しさは伝わってきますな〜。

余談ですが、薄桜鬼における吸血シーンは服装が違うだけで1人1パターンだけど、アカイイトって個人でも吸血の仕方のバリエーションがあったよね。そういえば。バリエーションというか、主人公の血を吸う場所が場面によって違ってたような。って、本当に余談だな!なんで私、アカイイトをプレイしたことがあるんだろう?それがこのプレイ記の伏線だったのかっ!?(爆)

しかしガーンと落された後は、それどころじゃない展開が待ち受けている法則でもある平助ルート。そういえば、平助よりずっと前に羅刹になっていたのに特に何事も起きない山南さん。何か怪しい様子ではあったけれど、隙をついて動き始めました!なんと、羅刹の国をつくる!とか言っちゃってますよ!で、脱走しちゃいましたよ。あ、彼女を頭領にするからって千姫が連れて行かれたー!!どうしよう…、山南さんがD●Nになってしまった…(やめなさい)。

その後会津で、仙台にいる山南さんをなんとかしてこいと土方さんに命じられます。仙台に行く前、平助はこんな自分はいつ死んでもいいと自暴自棄な言葉を吐きだしてしまいます。平助が羅刹になってから、千鶴が彼を励ますことが増えましたが、今回はキリッとなる千鶴。平手打ち!!ああ、ついに千鶴も男前に(笑)。正直、他の人は千鶴がいなくても大丈夫そうですが、平助の場合は千鶴がいなくちゃダメな感じ。まだクリアしていない人もいますが、千鶴が必要とされていると一番感じるのは平助だと思います。

また他の人にはないマジックもあります。利害が一致しているとはいえ、正直面倒くさいキャラの(笑)風間社長とあそこまで絡められるのは、新選組の中では平助だけだと思います。「普段は面倒くさそうにしているけど、有事の際はなんだかんだでばってくるクラスメイト」みたいな風間社長が見れるのは平助ルートだけ(笑)。エンディング直前の平助と風間社長のやりとりをみて、女子2人が「男ってバカね。(でもかわいい)」みたいな感じで見てるのもいい。くそ、かわいいなお前ら(笑)。

そんな風間社長と君菊さんと仙台城に乗り込み、平助が山南さんに止めを刺して無事千姫を助けられるのですが。山南さんの最期は、哀れだけど人間らしさを取り戻せたような感じでした。これも平助効果でしょうか。それにしてもよかった、山南さんがDQ●のまま終わらなくて…(爆)。その後土方さんに報告して、二人で新選組を去るのですが。見送ってくれる土方さんが、沖田ルートと同じように、なんか寂しそうで切ないんだよね〜。

エンディング。やっぱり外でお昼寝しちゃうのはお約束なのか、雪村の故郷(笑)。エンディングの絵はだいたい二人の姿が描かれているものですが、平助単体の絵でした。千鶴の視線の先を描いたものだそうです。最後に、主人公と同じ目線の絵を持ってこられると、いかに同じ目線で並んでいる二人であるかが強調されていると思いました。まったく、お前らくそかわいいなっ!(爆)


【原田 左之助 編】

<事前情報:CERO「C」である原因のひとつ(笑)>

さてと。かわいいカップルの後にこの人か〜〜。かわいい系カップルな平助ルートの後にプレイするには、どう考えてもハイレベルな感が否めない原田ルート。黎明録では唯一の恋愛ルートをかましてくれた原田先生、いったいどうなってしまうのか?

先にクリアした沖田や平助と違い、情緒も安定しており、年齢的にも大人と思われる原田。男は身一つで勝負するもの、男は女を守るもの!と公言しており、裏表なくさっぱりした性格だが色気もある男前大全開なキャラでございます。ただの女好きというわけではなく、さりげなくスマートな気遣いを見せる上級者(笑)。そんなに嫁にしたけりゃ、ちゃんと口説け!と風間社長に言ってやった時は、「その通りだ!」と爽快でした(笑)。

池田屋突入で殉職した隊士に立派だったと声をかける姿や、油小路で平助を仲間に引き戻す時のやり方が、男前すぎて仕方がない。そんな男なので、原田、羅刹になりませんでした。悩んだり迷ったりを全くしないわけではありませんが、他の人よりスキがありません(笑)。その分、原田ルートで苦悩するのは千鶴。自分が鬼であることについて、精神的に追い詰められます。

そんなきっかけを与えた長州の鬼、不知火。今はそんなことがなくとも、次第にお前を化け物扱いするぞと千鶴に言い放ちます。その後山南さんが羅刹研究のために鬼である自分を調べさせてほしいと言い出したことから、不知火の言うとおりになってしまうのかと思い始めます。鬼は人の心に忍び寄り悪意や恐れ、疑いを植え付ける存在だと言われたりもしますが、不知火の言い回しはまさにそれでした。その辺りもリンクさせてるのでしょうか。なんだよ、原田とは好敵手☆な関係のくせに。

その後、山南さんの羅刹実験への協力へのしつこい勧誘が始まります。正直、いっちゃっててキモ怖いです(爆)。戦力にもなれず、かと言って羅刹隊へ協力したくない、それではただの邪魔物になってしまう、また、自分がいるせいで新選組が鬼達にも襲われてしまう、と追いつめられる千鶴。かわいそうだからなんとかしてよ原田先生!でも、なぜか千鶴を避ける原田。なんでやねん。

だから千鶴はこっそり出ていこうとするけど、そんな時に限って原田に見つかってしまいます。男は女が守るものと言っておきながら、千鶴の前で不知火に負けてしまったのでバツが悪かったそうで。ちゃんと千鶴のことを仲間だと認めてくれていることが分かり、彼女は出ていくのをやめるのですが。が!

問題は、抑えきれなくなった不安な気持ちを涙ながらにぶつける千鶴への対処法。突然、彼女の唇を自分の唇でふさぎ、泣いてる女を黙らせる方法はこれしか知らねぇんだ☆とのたまう原田先生。おいーー!!沖田や平助と違って三段跳びをかます原田。この辺りから明らかに何かがおかしくなってきましたよ!?

でもそんな原田の一枚上をいく土方さん。甲府での敗戦後、千鶴を守るために新選組を抜けるよう仕向けてくれるのですが。そのやり方は、新選組の勝機の為に千鶴を利用するそぶりを見せて、原田はそんなことをするなら二人で出ていってやる!と激昂させるという。土方さん、あんた原田の本気を試したな!?他の人のルートだと、隊士の千鶴フラグ管理者になっている土方さんであった(笑)。

これ以降、千鶴悩む→原田が解決!の図式で進んでいきます。新八と新選組を抜けた後は、愛する女性と静かな生活を送りたいという願いをもつ原田の側に自分がいては邪魔になるのでは?と悩みます。飲みに行って帰ってきた原田は夫婦気分だし、それは余計な心配だとプレイヤーは分かるのですが(笑)。自分は鬼であるため、人と同じように暮らすことはできないという気持ちはまだ変わりません。

また、父親の綱道さんがより強力な羅刹を作り上げ、さらに数を増やそうとしていることを止めたいとも思っていることから、また出ていくと言い出します。それを聞いた原田が、俺が嫌になったのか?みたいなことを不安そうに言っているのが、予想外にいい感じでした。個人的に(爆)。ここでやっと千鶴を抱きしめながら、自分が惚れている女はお前だと言ってくれて落ち着くのですが。なんかさ…、順番違うぞ原田先生!

その後、本当は新八とともに戦い続けていった方がいいのではないか?と考えるわけですが。そう、問題はこれの解決法!俺が選ぶのはお前だ、と言うのはいいけどさ、なんで千鶴押し倒してるの?逃がすな、この俺を。とか言ってる間に千鶴の髪紐が、腰ひもが解かれて……。おいーーっ!!!

噂には聞いていたけど、この目で見るまで信じ難かったのだが…。マジだったーー!!そして次の日から「左之助さん」呼びな件…!いや、正確には“事前”からなんだけど(爆)。呆然とすること山の如し。これだけ強いのに女の為に生きるのかよ、とつぶやく新八っつぁんについては、黎明録で原田の語りをちゃんと理解してなかったのが悪いんだけどね(笑)。

そして今回のラスボス・綱道さんと羅刹達の凶行を止めに行きます。綱道さんは自らも羅刹になっており、悲しい事に止めを刺すしかありませんでした。羅刹にならずとも勝利するところがザ・男道の原田ルートです。そして、千鶴にだけは人を殺す瞬間を見られたくなかったと笑顔だが悲しげに言ってて、あんたどんだけだよ!ところで、不知火ですが。実は友と呼べる人間が病で亡くなっており、その悲しさから人間と共にいる千鶴に「人間なんて〜」と言っていたようです。

新八、そして不知火との関係性は、男くさいけど爽快感もあった原田ルート。そんなことを感じた後に迎えたエンディング。なんか、赤ちゃんの泣く声が聞こえますよ…?男たるものこれしきでビービー泣いちゃと言う原田と、すっかり母親らしくふるまうかわいい千鶴と、二人の赤ちゃん。羅刹の寿命問題もなく、家族そろってのこの光景。……、とりあえず。沖田と平助は言ってもいいと思いました。「左之さん、爆発しろ」と(爆)。


【斎藤 一 編】

<事前情報:むっつり(笑)>

飲んだのは、ファイト一発!なあのドリンクくらいなんじゃねーの?な原田ルートを終えた後に、斎藤か〜。しかし、黎明録ではほのぼのラブラブカップルになっていた斎藤。意外とダークホースかもしれません(何の?)。他の人のルートではもちろん、黎明録同様に淡々と確実に任務をこなし、御陵衛士にスパイとして潜入しナイス情報を持ちかえってくる、警視庁公安部ものどから手が出るほど欲しい優秀な人材です(笑)。

だが。話の初っ端、羅刹に遭遇し詮議にかけられた時、この人なら話を聞いてくれそう!と千鶴は斎藤に向かって話を切り出します。その後斎藤は、不便なことがあったら言えとか、夕飯の準備が出来たとか、自分の飯は自分で守れとか、さりげなく千鶴を助けます。挙句には、留守番を命じられ拗ねる沖田に土方さんが「斎藤に相手してもらえ」とか言っていて。…え〜っと。なんていうか、「お母さん」です(笑)。

と言っても、そこは斎藤。前の3人は組織の一員として行動はしているものの「1人の男としてどうあるか」が軸になっているのですが、斎藤は「武士であること」が軸。なのに、天霧や風間社長に全く歯が立たなかったり、鳥羽伏見の戦いで刀の時代ではないことを思い知らされてしまう。自分が信じていた武士とは、強さとは、それらが崩れ始めたところで斎藤ルート本格化です。

その後は、「斎藤が悩む→千鶴の言葉からヒントを得る→斎藤、成長!」という感じで進んでいきます。進んでいくんですが、うーん。なんかこの感じ、どこかで…。この展開、あれじゃね?ネオロマじゃね?そうだ、遙かでよくある光景だよこれ!この人さぁ、俺の手は血塗られてる的なこと言っておきながら、二人きりになったらぽつぽつと悩みを話しだすんだよ。

主人公の助力で以前とは一味違う姿に成長する点がまさにネオロマ…。そして突然頬に手を当て瞳を覗き込んでくるなど、女子をドキッとさせることを天然でかましてくる突然性と意外性。まさにそれこそ、ネオロマちっく。だからでしょうか?剣に生きて剣に倒れるのが俺の生き様みたいなこと言っているのに、どうしても斎藤がフェアリーにしか見えないのは(笑)。

しかしこれは薄桜鬼。斎藤も例に漏れず羅刹になってしまうので、もちろんあります吸血衝動。斎藤ルートでは、なぜか傷をつけるのは俺がやると言い出す場面が。そう、そこが大問題。なんと斎藤が選んだ吸血個所は、耳たぶ。なにゆえーーっ!!血をすする音が間近な上に、吐息も間近で千鶴への密着度が高い。意外性が高い斎藤ルートとはいえ、これは…。アカイイトに匹敵するんじゃないか!?(爆)

しかし問題はこれだけではない。昼に活動することがつらい羅刹の身でありながら、昼夜問わず働きづくめの斎藤が過労で倒れたときの吸血シーン。血をあげるために、なぜか耳たぶを切る千鶴。前に斎藤が切ったから、と無意識にやってしまうあたり千鶴もフェアリーですが(笑)。血を与えてからしばらくして、千鶴はあることに気付きます。

もう傷は塞がっているのに、斎藤の口と舌が千鶴の耳たぶから離れないでいる…。そのことを告げると、慌てて離れる斎藤。これか!こりゃあ、むっつりだわ(笑)。血が足りないのなら…と言ってしまう千鶴も、相当にフェアリーです。ここで押し倒していたら、アカイイトや原田ルートに勝てたと思うのですが、斎藤だから仕方ない。まあ勝ってどうするのさ、という話ですが(爆)。

ところで、鳥羽伏見の戦い以降はルート本格化の為か他の新選組隊士の出番が無くなってくるのですが、斎藤ルートは結構みんな出てきてくれます。でも山南さんは、みんなのこと裏切ってしまうんだよね。正気を保てなくなってきたようで、会議中でも「かゆ うま」みたいな感じでした(爆)。本当はもうちょっとマシな言葉だったんだけど、雰囲気がこんなかんじだったんでつい…

流山を脱出した後、新選組としては恩義がある会津のために戦うべきと考える斎藤と、仙台へ向かうという土方が袂を分かちます。常に土方に付き従っていた斎藤としては山場のシーン。ここで土方さんが、斎藤に自分の思ったこと、言葉で言ってみろと優しく語りかけてくれます。ていうか、あの土方さん。斎藤に甘くないですか?(笑)そいえば、出ていく直前、新八と原田も斎藤を心配していました。どんだけフェアリーだよ、斎藤(笑)。

千鶴も会津に残ると言うと、理由は聞かない方がいいのかな?と斎藤の方を見る土方さん。ちょ、平助だけじゃなく島田にまでバレるじゃない(笑)。それはともかく。その後斎藤は、危険だからと言っても引かない千鶴に、自分の見苦しい、弱い姿を見られたくないと本音を語りますが。そんな風に思わないと千鶴が告げたところでやっとガバッとなるんだけど。確認しすぎだよ!で、やっとキスシーンなんだけどスチルはその手前のシーン。その距離でしばらく話しかけるなんて、どんだけむっつりだ(笑)。

ラスボスは、斎藤が羅刹になったきっかけである風間社長。他のルートでは鬼の誇りに懸けてアンチ羅刹なんですが、ここでは日本を鬼の国にする野望を持ち羅刹肯定派です。戦いの間も斎藤を蔑む、蔑む。あまりに蔑むもんだから、天霧がまさかのツッコミ(全力の拳で)。でもなかなか隙が見つからないでいると、なんと原田・新八・平助が助太刀に現れます。みんなの助けを得て、華麗な居合で風間を仕留めました。ここのスチルで斎藤がビジュアル担当なのを思い出しました。

なんか、最後色々な人が助けてくれるとか、ネオロマっぽいし、斎藤やっぱりフェアリーだし(笑)。沖田ルートではこんなことなかったし!!(爆)戦いの後、新八は斎藤が自分で自分の道を選んだことに安堵していました。そこで原田が「選んだのは殿様だけじゃねーみたいだけどな」と言うと、照れる斎藤。そんな斎藤を見て「影武者か」と言い放つ新八。ナイスなつっこみ風ボケです(笑)。あと、元気な平助が見れてちょっと嬉しかったです。

とかなんとかエンディング。その後みんながどうなったか語られてるのが、まず新鮮。最後は離れたものの、斎藤がずっと新選組の中心にいたからでしょうか。戦が終わり、会津から斗南、今の青森県に移住する斎藤夫妻。夫を「斎藤さん」と呼んじゃう千鶴。「はじめさん」と呼ばないと返事しない斎藤。想像以上のフェアリーっぷり!!

以前は本音を語るまで助走が長かったのに、エンディングではえらく素直になったな斎藤。そして、最初に落ちてくる一粒の雪を千鶴と見たかったとか、二人で寄り添ってその雪を見てるスチルとか、スチルの効果がなんかほんわかしてるとか。羅刹の影は微塵もなく、己を模索し続けた斎藤は、むっつりめなフェアリーという最終形態に落ち着き、やはりダークホースでした(爆)。


【土方 歳三 編】

<事前情報:ツンツンツンツン…デレ!(笑)>

さあ、土方さんですよ。鬼の副長と呼ばれ、常に新選組のために動く土方。この人と恋仲になるのが想像できません。でも、彼が本当は人情家ですごく面倒見がいい人だってことはよくわかります。新選組のメンツはもちろん、なんだかんだ千鶴のことを気にかけてくれてます。

新選組の柱である土方さん。彼のルートを追うことは、イコール新選組の行く末を追うことになります。鳥羽・伏見を発端に敗走を重ねながらも、己の信念を曲げず貫き通す男たち。そんな姿を追っていくこのルート。男くせー(笑)。

そして仲間との別れは必ず体験するこのルート。怒りが頂点に達した土方が風間と切り合っているところに身を挺して止めに入る山崎。頭に血が上った土方に、組織の頭がなくなっては終わりだと諭します。土方ルートは山崎ルートと言ってもいいくらい、前に出てくる山崎(爆)。でもその時の傷が致命傷で死んでしまう。原田と新八が出ていってしまった時は、自分が力不足だったと寂しそうだったよ。でも沖田については、なんかサラッとしてるんだよな…(爆)。

でも一番の山場は、近藤さんとの別れ。今までやったことがあるのだろうか、副長に局長命令を下すことって。彼の為に今までどんなことでもやってきた土方が、ついに堪えきれなくなって涙ながらに叫ぶシーンは本当に切ない。黎明録をプレイ済みだと、本当は小さな道場の主でいることが近藤にとって幸せだろう、という芹沢の予言めいたことが現実になってしまったのだと、なおさら切ないです。

激戦地となった会津では、斎藤との別れがありました。詳細はわからないが想像以上の劣勢だったのか、羅刹になっていた斎藤。自分のルートではアホのにおいがするフェアリーまっしぐらなこの子が、常に副長につき従って来たこの子が、一人忠義の為に会津に残り、武士としての道しるべを土方に託して袂を分かつわけですよ。

仙台では、平助と山南さんとの別れが!!土方が力尽き倒れた二人の手を取り最期の言葉を交わし、やがて灰となってしまう平助と山南さん。先がないと知りつつも、突き進むしかなかった羅刹の二人との別れも、本当に切なかった。

どんどん仲間を失いながらも、どこか負けを悟っていながらも、近藤や別れた仲間たちから託された新選組を率いてひたすら突き進む土方。もうなんというか、「あなたについていきます!!」という島田魁や他の新選組隊士達の気持ちがわかるというか。そんな上司なら、どんなところでもついていきたいよ。そんな人だよ、土方さんは。そんな男たちの戦いの物語!

だからね、戸惑わずにはいられなかったわけですよ!蝦夷の地で土方さんがデレた瞬間は、「!?」となったわけですよ。心の叫びが(爆)。スチルの千鶴同様、一瞬何が起きたか分からないプレイヤー。そうだった、これ乙女ゲーだった!(笑)

まんざらでもなさそうな雰囲気ではあったものの、北の大地までそれらしい動きがないものだから、一度切れたらハンパねぇ土方さん。特にイベントではないシーンで、千鶴みたいなお嫁さん欲しいなぁと言う大鳥さんに、「他をあたってくれ。こいつは俺のだ」と言った時が一番悶絶しました。どうしたんだ、土方さーーん!?そして大鳥さん、かわいそう(笑)。

そんな戸惑いは、千鶴が絶妙な距離感で土方をサポートしてきたことも一因ではあります。前に出過ぎず、かと言って何でも黙って聞いているだけではなく、自分の意見もきちんと言う。出来た女房という感じもしますが、小姓というかすでに隊士というか、そんな印象の方が強かったのでした。女として幸せになれと言われ強制的に仙台に残された時に、「あ、そうだった」と思いだすロマンス音痴(爆)。

さて各ルートによって千鶴がどんな女性のタイプになるか変わってきますが、個人的に土方ルートの千鶴は、本当にいい嫁になると思いました。時代の波に翻弄されながらも、前を向き大切な人の力になろうとするその心意気。「一番いい嫁を頼む!」と言われたら、彼女を指名して間違いない。っていうか、むしろ嫁にもらいたいなぁ、とか思いました(爆)。

すっかりおいてけぼりにしてしまいましたが、もちろんあります吸血衝動。土方は吸血鬼のオーソドックスポイント(普通そんなの無い)である、首筋です。千鶴が少しだけ着物をくつろげるのに、意外とエロさを感じさせないなぁ。斎藤のムッツリ耳たぶとアカイイトには勝てませんでした(笑)。しかし、なぜ土方&斎藤は「俺がやる」と言って切るんでしょうか。女に自ら傷を作らせたくないってことなのかなー?

とかなんとか、函館戦争ぼっ発。史実通り、腹部に銃弾を食らう土方さん。何と律儀な作り(爆)。一命を取り留め、なんとか退散してきたら見事な桜の木が。そこでお互いに桜が似合うといちゃつきそうになった時に現れちゃったよ、風間社長が。最初は人間を見下しまくっていたが、土方と対決してからはちょっと戦闘狂みたいになってた風間社長。しかし今回は穏やかに、でも己の全てを懸けて土方と対決すべく函館にやってきたのだった。

人間を見下しきっていた風間だが、剣を交えたことから考えが変わり始め、最後には羅刹というまがい物ではなく土方を一人の鬼として認め「薄桜鬼」という名をつけます。お、男くさい!そしてやっとタイトルの意味がわかったよ!!(台無し発言)対決シーンは桜の花が舞う以外は「一切音を使わない」演出で緊迫感最高潮!最後まで男くさい演出!

風間社長との対決に勝ち、エンディングへ。あれ、なんかさらっと戦争終結してる…。あ、なんかさらっと二人の世界に入ってる(笑)。二人で桜を眺めていたけど、結局お互い見つめ合ってるよ!なエンディング。いやだと言っても離さないからな、と言い放ちましたよ土方さんが!さらっとしてるけど、よくセリフ読んでみるとデレ満載なエンディングでした(笑)。


【風間 千景 編】

<事前情報:婚活鬼(爆)>

ルートによってキャラが変わったり空気だったり(爆)、色々忙しい風間社長。声の人が某マンガの社長と同じ人なんだけど、その社長のライバルである主人公の声の人が「風間」で、ややこしいんだよ(笑)。

これまで何度も風間社長が、千鶴に接触し連れ去ろうとしたりするところを見てきましたが、非常にアグレッシブです。だいたいが不法侵入で、まさにストーカー。この時代に規制法があったとしても、「鬼を人の法律で裁けるとでも?」と再犯率100%です(笑)。

まさに肉食系。これほどアグレッシブだとただ迷惑なだけ、ということを肉食系女子に教えてくれているのかもしれません(爆)。事前情報のせいで、現代の婚活事情がこんなに盛り込まれたキャラクターも珍しいなと思わずにはいられませんでした(笑)。

1人クリアして、で誰のフラグもたたないと風間ルートは開けるらしい。時短のため(笑)、行軍録を使い第3章の4から開始。鳥羽・伏見の戦の中、千鶴が新選組からはぐれてしまい、新政府軍に寝返った連中に囲まれたところを風間社長に助けられます。

新選組のところへ戻ろうとするのですが、そこから何故か風間が同行してくれます。風間と行動を共にすると、実は千鶴よりも新選組に興味を持って現れていたとのこと!衝撃の事実!!ストーカー対象はなんと新選組だった…。思わせぶりな態度を取ってきやがって、本当に迷惑だな風間社長!!!(笑)

情報を聞きつけて訪れては、すでに敗走していたの繰り返し。最後の地、蝦夷に向かう直前に最後の選択肢が現れるのですが。ここの2択で風間エンドかノーマルエンドか分かれるらしいのですが。…、……。ノーマルエンドを先に見ました(爆)。函館での戦はすでに終結しており、ボロボロになって地面に落ちていた「誠」の旗を抱きしめながら千鶴は涙を流します。ふと空を見上げると、浅葱の隊服を身にまとった男たちが背を向け去っていく姿が見える…。

千鶴は滅ぶ運命と分かっていても、なお自分を貫き通した男たちがいたことを目の当たりにしてきたのだった。そんな感じのエンディングでした。いやー、こういうエンディングもなかなか良いと思います。●●タクよりずっと「武士の一分」という言葉がしっくりきます!(爆)

…。えーっと。では風間エンディングを(笑)。誠の旗を抱きしめて涙するまでは一緒なんですが。その後、正直どこの何が気に入ったかよくわからないまま、気に入ったから落ち着いたら俺のところに来い、いや迎えに行くと言って不意打ちチューをして去って行きました。…。なんというか、結局振り出しに戻りました(笑)。

なんなんだそりゃ、風間社長ーーー!?そりゃあ千鶴もツンデレになるわぃ。以上。そんな馬鹿な奴らは嫌いじゃない、やや素直に新選組を認めたところまではよかった風間ルートでした(笑)。


【まとめ録】

いや〜、今回も楽しくプレイしました。黎明録と本編のリンク部分も多々確認でき、丁寧な作りで今さらながら良いゲームだと思います。黎明録からプレイして失敗だとは言いませんが、まあ、本編からやるべきだよね(爆)。そして、あの伝説のソフト百合ゲー「アカイイト」とのリンク。血が必要ないキャラが1人とか、そんなところまで共通点!思わず薄桜鬼キャラでパロディするならあのキャラのキャストは…とか考えてしまいました。普通の乙女ゲーマーにはあんま関係ないっすかね?面白いのにな〜。誰か同人とかでやってよー(爆)。

色々語りたいこともありますが、長くなるので各ルートを一言二言でまとめて終わりにしたいと思います。

・沖田ルート→「僕が君を守る」「私があなたを守る」「死ぬ時は一緒だ」ルート(出典:家なき子2(爆))

・平助ルート→思わず見守りたくなるけど、いざ目撃するとあまりのかわいさに見てるこっちが恥ずかしくなるルート

・原田ルート→末永く爆発してくださいルート

・斎藤ルート→天然カップルート

・土方ルート→デレも鬼級ルート

・風間ルート→ついでかっ!?ルート


【おまけ録】

ある日曜日の某ファミレスにて、私とK子と彼女の職場の後輩ちゃんと3人で茶をしばいていた。その後輩ちゃんとは初対面だが、お互いオタクネタは豊富なので話題には全く困らなかった(爆)。

私が最近、この薄桜鬼にすっ転んだ話をしたら後輩ちゃんもプレイ済みだと言う。どうやら彼女はPS3の本編と随想録とがくっついたソフトでプレイしたらく、K子に早くPS3買って(ソフト貸すから)プレイしてくださいよーと言っていた。

さて、どうしてそんな話に流れていったのかは覚えていないのだが、薄桜鬼キャラの「腐」要素の話題になってしまった。ちなみにK子は腐っているのが大好きで、後輩ちゃんはノーマルから腐ってるのまで守備範囲が広いお方。後輩ちゃんは、「うーん」とあまりいい反応をしない。薄桜鬼はあまり腐カップルが成立しない、というようなことを言った。

「なんか、『受』しかいないんですよね。」

土方・沖田・斎藤がそうだとおっしゃる後輩ちゃん。腐の世界のことはよく分かりませんが、たしかにデレた時の感じを考えるとその3人「受」っぽいな。沖田もデレるとなんか飼い猫になったみたいな感じだし。なので思わず、「ああ、わかる!」と言ってました。私(爆)。

ちなみに、原田と平助はノーマルであってほしいポジションだそうで。K子も「そういうのも必要だよね」と言う。…、キャラがみんな腐ってるのもダメなんですね。ああ、そうなんだ。そんな日曜日の昼下がり。そしてその1時間半後はT.M.Revolutionのライブという、なんつーか、充実した1日でした。ある一定方向に(爆)。



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