少年ジャンプ40周年記念伝説英雄特別読み切り
キャプテン翼



ことは、南葛SCが全国少年サッカー大会で優勝後。ロベルトが去り、岬も転校で南葛を去り、そして若林も西ドイツへ留学。一人残された(ような気がする)翼は、ショックから立ち直れないでいた。

いきなりですが、若林って小学校卒業待たずに西ドイツへ行ったってこと?あやふやな設定なのをいいことに、師匠が暴走するんじゃないか?そんな予感満々の1ページ目。

正直、岬が転校するあたりから「それどころじゃない」って感じで復活したように思えた翼ですが。まあ、ここではいまだにロベルトショックを引きずっておりますよ。まあ、そういうことにしといてもいいですよ(笑)。

南葛小サッカー部の練習も、一人になりたい、元気のなさがチームメイトにうつったらいけないから、と休みます。チームメイトはもちろんだが、石崎が一番心配そうです。そこへ修哲の来生・滝・井沢・高杉・森崎が登場。

あれ?森崎って修哲小だっけ…?Wikiにも諸説がある、とかありました。なんか、もう、いいよ(投げやり)。学校は違うもののかつてのチームメイトが落ち込んでいると聞いて、元気づけようといいニュースを持ってきたそうです。

一方、今まではジャージ姿だったあねごがこれからは女らしくとワンピースを着て登場。応援団の子分2人は、初めて見るとか、けっこうきもかったりして…とか言います。あ〜、今時の少年少女向けになっているんでしょうかね〜。今時の少年少女が読んでるかどうか、謎ですが(爆)。

なぜ翼の居場所がわかったのかは、さておいて。あねごは翼のところへ駆け寄りお弁当を差し出します。が、食欲がないとお断り。でもめげずに、お腹すいたら食べてね☆と渡す。すげー(笑)。

あねごは翼の持っているノートが気になり、それがなにか聞いてきました。ロベルトが翼に残したサッカーに関する虎の巻だと教えてくれ(虎の巻とか言っていない)、あねごは見せてもらいました。ページをめくっていくと、気になる場所をあねごは見つけたようです。

そしてあねごは帰って行きましたが、去り際に応援団の2人と一緒に翼へエールを送ってあげました。あねごもけな気な感じですが、応援団男子のあねごへの従いっぷりの方がけな気な気がします(爆)。

家を訪ねたものの石崎達は翼に会えずにいたが、たまたま会ったあねごに河川敷の公園にいると教えられる。一大ニュースがあるんだ!と走り去っていく石崎達を「また行くわよ」と追いかけるあねごと応援団。応援団はいらないんじゃない?(笑)途中、ランニング中の浦辺や岸田も合流。キャプテンの浦辺や岸田が合流したので、そのチームメイトもなぜか合流(爆)。

悩んだり迷ったりしたら基本にかえれ、の教えを守りリフティングをしていたがちょっと休憩の翼。もらった弁当を開けてみると、ご飯部分にLOVE等の文字が施されているのですが。書いてある言葉より、弁当に『翼』の文字を書き切る技術の方が気になります。翼はそんなことも気にせず、わぁ♪って感じ。おい、照れるとかもっとリアクションとれ!(笑)

ふと、ロベルトの本に葉っぱが1枚挟まれているのを見つけ、そのページを読んでみると何かハッとさせられる翼。そこに登場した石崎達。土手の上に、10メートル以上はあるんじゃないかという小学生の列ができております。圧巻(笑)。

大勢やってきて翼に知らせたかったこととは、ビザの関係で西ドイツに行った若林が1週間帰国するという知らせ。結局ついていない1対1の勝負ができるぞ!と皆テンション高いです。そんな仲間たちに驚いている翼に石崎は、みんなお前を心配して来たと解説しながら、翼の肩を組んでいる石崎…。ん?身長差そんなにあったっけ?また師匠のアラを見つけちゃいました(笑)。

葉っぱが挟まれていたロベルトノートのページを思い出す翼。ボールは友達、その友達を蹴り合うことで仲間(友達)ができてどんどん増えるぞ、と。サッカーはボール一つで誰とも友達になれるという内容です。ここで俄然テンションが上がる翼。対抗戦やろう!はいいのですが、全国のライバルも呼ぼうといいだしました(えーっ!)

突拍子もないことを言い出す翼だが、そんな彼を見て石崎とあねごはほっとし、元気になってくれたことを喜んでいます。翼はこのふたりをちゃんと大事にしなきゃいけないよね〜と思います(笑)。

さて、全国にいる仲間をどうやって呼び寄せるか?ポスター・招待状を作ってライバルへ送付です。ええー!?いつの間に住所交換していたのでしょうか?もうそういうツッコミは不要ですかね?(爆)

帰国した若林に送る招待状は紙媒体ではなく、昔懐かしい、だが今回は招待状の文字をボールに書いてロングキック!もちろん見事にキャッチをする若林。あいつめ!って感じですが、なんか小学生らしさが感じられない雰囲気とセリフ。あ、これは昔からでしたね(爆)。

で、対抗戦当日。会場は例の修哲小グランドですが、やはり実況付きです。大会でもないのになぜ…。あ、これも不要なツッコミでしたね(笑)。南葛対修哲で、全国の仲間はどちらかのチームに入るのですが、自分で選べます。

まず地元だが他の小学校の浦辺と岸田は南葛に入ります。あー、昔対抗戦で石崎がケガした時に代わりに出ようとしたからね〜。日向と若島津とタケシも南葛です。日向はやはり若林と勝負したい、ということです。他の二人はボスの言うことに従うまでです(笑)。

ふらの小の松山と小田は修哲、三杉も修哲を選びます。立花兄弟はそれぞれ別のユニフォームを取りますが、やっぱり別々のチームはイヤなようで、ジャンケンをやりだし修哲側に決まりました。キーパーの中西は、若林・若島津がいるから自分の出番は必要ないだろうと、サッカー最中なるものを食べながら試合を見てると言い出します。なんじゃ、そりゃ。

早速、試合開始直後から、若林が守るゴールをペナルティエリア外から狙う日向。お決まり通り守り切る若林ですが、それより南葛ユニフォーム姿の日向が新鮮です(笑)。フォワードは日向にまかせて、翼はゲームメークに挑戦!ここでチアガール姿で応援するあねご。特にいらないと思うのですが(酷)、どうせなら学ラン姿の方がよかったな〜。

修哲側も負けずにゴールを狙ってきます。松山が中学に向けて練習しているというシュートを打ってくるが、若島津にはじかれてしまいました。とかなんとかやってるうちに、後半、三杉があげたクロスに立花兄弟がスカイラブハリケーンで先取点!って、その技は中学に入ってからの技だろうが!!あ、これもいらないツッコミでしたかね?(爆)

ここで若林、今日は岬がいないから勝てるぞと笑顔で言っちゃった!で、岬がいなくて寂しくなっちゃった翼。そしてあともう少し!と応援するあねごの言葉を聞いて、そうだ!と思う翼。意外に他人の言葉に左右されやすい子だ(笑)。ここで若林は笑顔で、「伝家の宝刀、修哲必勝の“とりかご”を出すか!!」と宣言。笑顔で言っているが、要はボールキープで時間稼ぎの戦法。もし私が監督だったら、試合に勝ってもその後「小学生がそんなことするんじゃねぇ!」と泣くほど居残り練習させます(鬼)。

テクニックがある三杉や、ボールキープ力が高い松山がいるのでより強力なとりかご。ここまでくると、もう無理やりです。茶をしばいてた中西に南葛ゴールを守らせ、若島津がフィールドプレイヤーに。そして日向・若島津・タケシの3人で明和スライディング部隊!あ、あれ?無いよ、特攻の文字が無いよ、特攻が!!テキトーに描いてる漫画だから、設定とかどうでもいいんですね?(爆)

明和3人がかりのタックルではさすがに松山も耐えられず、ボールは翼の元に。一か八かドライブシュート!と思う翼ですが。そのシュート、なんか中学生になってやっとトライって感じだったような気がしますが。まあ、昔から設定あやふやですからね(笑)。もうその辺どうでもいいんですかね?(爆)

と思うものの、やっぱりゲームメーカーなので駆けこんできたFW日向にパス!日向のシュートは、若林の腕をはじくもゴールバー。はい、これも懐かしいパターンですね。ここで翼の十八番オーバーヘッドキックなのですが、それに至るまでやはり各キャラがセリフ割りをさせられています。

スコアは1−1に。ここであねごが、「キャー、かっこいい!!さすが私の未来の旦那様、翼く〜ん」と言わされています。かわいそうに(笑)。応援団にも気が早いとツッコミを入れられてますが、まあ、いいんじゃねぇの(投げやり)。ちなみに試合はここで終了。

ここでなんと!!岬が登場!南葛小の学(丸メガネ)が福岡に引っ越すのを聞いていたから市内の小学校全部に招待状を送付していたので知ることができたとのこと。小学生なのにすごい行動力です。一流企業に勤められる力です(笑)。岬は、間に合わなかったけど翼やみんなに会えただけでもよかったとにっこりです(MFC1位)。

しかし、ここで普通に終われないのがこの世界。1−1の引き分け、「当然延長戦もう1本、やるよねみんな!!」と振り返る翼。もちろんみんな、翼がそういうならやるにきまってるだろ!と岬を交えてやるような。あれ、この流れどこかで見たぞ?まあ、このコーナーに突っ込んであるからしらばっくれても仕方ないんですが(爆)。

最後は翼の心の声で締めくくり。ロベルトがノートに綴った言葉は本当だったと喜びます。「サッカーはボール一つで誰とでも友達になれるめちゃくちゃ楽しいスポーツなんだ!by大空翼」そして。ね、ロベルト。とロベルトに語りかけて終わります。が、集合写真撮る日に休んじゃったみたいな感じに丸い枠の中にいるロベルトがかなり気になる感じで終わった…。

ところで。五輪代表の松井選手が対談で「先生はどういうイメージでお話作っているんですか?」という質問を投げかけると。「将来日本サッカーがこうなってくれたらうれしいなと思いながら」作ると師匠の答え。あ、ついに聞いちゃったよ!と思ってしまったのですが、そこは週刊少年ジャンプ。私を含むかつての読者が思っているような意味ではありませんでした(爆)。


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