キャプテン翼GOLDEN−23 2巻(その1)

「くらえ〜〜〜っ!!タイ!!」
もはや、こいつをどうしたいのか?そんな疑問を抱かせるセリフを叫びながら、スライディングタックルをする次藤。その時、風見はこの合宿の前のことを思い出す。スライディングタックルが禁止のフットサル。その他にもルールや動きの違い等に対応し、サッカーの勘を取り戻すべく2人だけのプレ合宿をしていたのであった。

スライディングタックルで思い切り足を引っかけられる風見。古川も何年ぶりかのスライディングタックル、といった感じなのだが。ここで気になるのは、セリフ。例えば、「…こうしてU-22日本代表合宿の前の」とか、「最終のオリンピック代表候補23名の中に残れるよう…」といった具合。別に、「U-22(省略可)合宿前」とか「代表候補の中に残れるよう」でいいじゃん!セリフが変に説明的なんだよ。ここまでヘタか…(激辛)。

ちなみに上の段までで、6ページ分の感想。うわ〜〜(爆)

気を取り直して。迫るタックルに、逃げ場は上しかないとジャンプする風見。しかし、次藤は「打ち上げタックル」で風見もボールも上に吹っ飛ぶ。その新技はファウルだろ?と思うのだが、そこはそこ(笑)。ルーズボールを古川が拾うが、すぐに早田がタックルを仕掛けてきた。ここでも誰かが例のごとくテレビ実況させられている(笑)。サイドステップで逃げようとするも、早田のカミソリタックルは二枚刃。要は、二段階タックルですよ(笑)。

対策を練ってきたのに、予想を上回るタックルを仕掛けられ驚く風見と古川。しかし古川はすぐにボールを拾って、ゴールを目指す。結局、次藤と早田も抜かれることに。素早く次のプレイに切り替える古川と風見に驚く岬。そうか、だから全日本代表(リアル)は監督に記者会見で不満を言われてしまうほど、のそのそボール回しなんぞやるんだな。個人的には、失敗してもすぐ次につなげる為にプレイや気持ちをさっさと切り替えるのは当たり前だろと思っていたが(各方面に激辛)。

風見と古川の前にいるのは、キーパー若島津。2人にはサッカー選手並みのシュート力はないと判断。どのポイントでそう思っているのか?明和出身の人なだけに、よく分かりません(笑)。もちろん古川と風見にマークはつくので、若島津は飛び出さず。ディフェンスが迫ってくるので風見はシュート。彼はつま先でボールを蹴っていた。

一方、翼からのスルーパスを受けて誰かが(笑)シュートを決め、バルサが勝利を決める。心の中でロベルトとリバウールに語りかけ、笑顔で涙を流す翼。理由を問われて、ほっとしたら自然に涙が…と翼は答える。チームメイトは、エース・リバウール(超すげー人)がベンチにいない状態でそのポジションをこなすことにプレッシャーがあったのだろうと思っている。・・・、そんなキャラだったっけ?どうも翼が「まだまだ格下」という設定に無理が感じられますな〜。

で、話はU-22合宿に戻り。トゥキックはフットサル特有のもので、振りが小さくキーパーがシュートコースを読み取りづらいと吉良監督の解説(笑)。やはり反応が少し遅れたものの、弾いてきっちりセーブする若島津。が、ファーサイドに詰めていた古川がこぼれ球をゴールに押し込む。この詰め方もフットサル特有と書いてあるのだが、納得がいかない。なぜなら、武田修宏(FW)がいつもやっていたから!(爆)無理やりすぎるぞ!

古川と風見のフットサルコンビが2点目を決め、周りは驚きで呆然。そこで突然交替してくれ発言!松山・三杉・岬の3人が2人に挑戦したいと、笑顔で向かっていく。古川と風見はそんな彼らを不敵な笑みで迎えた。なのに次のコマでは、もう夜ですよ(爆)。

石崎と岬が宿舎で同室。石崎はすでに眠っているが、岬はノートパソコンに向かう。「翼くん、以上が今日合宿初日に起こった出来事です」って、翼にメール書いてたんかい!!なんでやたら翼に話し掛けてるんだと思ってたら(笑)。そのメールを見て翼は、新しい仲間が黄金世代(自分で言っちゃってるよ)に加わったんだとちょっと嬉しそう。

一方、古川と風見は今日の自分達にある程度満足はしているものの、さすが黄金世代と感心していた。松山・三杉・岬の3人は少しプレイを見ただけですぐに対応し、練習終了後に若島津や他のキーパーがトゥキック対策の居残り練習を始めた。次藤と早田と新田は、体のキレをよくするためランニング。立花兄弟にいたっては、合宿所の裏山に登って秘密特訓ですよ(爆笑ポイント)。そして佐野は古川と風見にフットサルテクニックを教えてくれと言い出す始末。生き残りをかけたライバルなんだから、と断られかけたところであっさり諦める(潔すぎる)。が、近くのレンタル屋でフットサルのビデオを借りて研究。他の選手も一緒に見て研究。これはうかうかしてられないと気を引き締める2人である。

ところでフットサルビデオを見ている連中に、「人の良いプレイは全て自分のものにする。それは黄金世代キャプテン大空翼の教えでもあるもんな」と話しかける吉良監督。え〜、どこからつっこむか悩みますが。とりあえず、『黄金世代キャプテン大空翼』を『翼』に短縮してはどうだろう?(笑)ともかく、それぞれが23人の中に残れるよう、誓いをたてていた。この後10日間合宿が行われ、代表選抜後にデンマークとナイジェリアとテストマッチがあるそうだ。

ここでなぜか、U-19アジアユース選手権決勝戦の話になる。え、U-22のサバイバル合宿は?そんなことは、ここでは愚問(爆)。日本対韓国、0−1のビハインドでイマイチ攻め切れない日本である。キャプテンの沢田タケシが徹底マークされ、ボールをとられてしまう。

良いプレイヤーだが、決して大空翼ではない!と韓国の監督に(よくわからない方向に)なめられたタケシ。そんなタケシも、翼さんの代役はムリなのかと、バカかお前は!と言い切れる悩み方をしている。そんな中、監督の見上さんは「大空翼にあってお前に無いもの…その一番大事なものを忘れているぞ」と心の中でつぶやく。ビミョーに酷くないっすかね?この表現(笑)。

韓国が押し気味であるが、日本もボランチやDFが決して点を取らせない意気込みで奮闘。そんな仲間の姿を見て、タケシはひらめく。翼を意識しすぎて、ゴールに結びつく決定的な仕事をしようとしていたと。翼と同じポジションを捨て、自分は黄金世代の次世代、ネクストジェネレーション(※トニセンのラジオ番組ではない)の1コマでいいと。そんでもって、翼のようにもっともっと仲間を信頼するべきだったと気づく。

翼って、そんな人だったけ?という疑問を置き去りに(笑)、タケシは右側サイドからボールをセンタリング。次藤と佐野の後輩2人(新キャラの名前出すのめん(略))がゴール前で良い仕事中。キーパーもDFも迫る中、シュートは決まったのか?

(つづく)

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