今日から決勝トーナメント。そろそろ宿舎から会場に向かおうとしたその時に、南葛FCへ若林から電話が入る。 電話に出たのは翼。決勝トーナメントに出てくれて礼を言うぜと、若干えらそう(爆)。 足の具合は良くなったが、一試合しか出られそうにない。若林が出る気でいるのはもちろん、 明和FCとの試合。決勝戦。負傷していたとはいえゴールを決められたこと、ていうか、「これが 天才キーパー若林の実力かよ」とへらず口をたたかれたことがどうにもお気に召さないようだ(笑)。 そんな若林の為に、チームメイトは決勝まで残ると約束をする。電話を切ると、「どうしても行くのか」 と三上さん。まっすぐに「はい」と答える若林。彼の決意は固いようだ。
読売サッカー場のグランドは4面。まだ試合が始まらない南葛は3手に分かれて試合を観戦and偵察。
岬と翼はふらの戦。松山のボールキープ力とチームワークの良さでふらのは好調。元チームメイトの
活躍を嬉しそうに見る岬であった。 そして、南葛vs難波戦。南葛のキックオフで始まり、いつもの必勝パターンでゴール前までボールを 運び翼がシュートを打つ。ところが、難波のGK、中西太一にあっさり止められる。その止め方は、 シュートを至近距離で腹でブロックという力技。そんで中西のガタイがでかい!!ゴール前にいる2人の姿はまるで、 アカカブトと銀のようだった同時期にやっていたマンガネタ(笑)。 中西は翼に、点を取らせないことと、昨年この大会で若林が成し遂げた全試合ノーゴール優勝(無失点優勝 と言った方がわかりやすい)を目指していることを宣言する。そして反撃。中西が蹴ったボールは 一気に南葛ゴール前へ。“ガタイがいいからキック力強い”の法則か!?(笑)不意をつかれて、 南葛はゴールを許してしまう。
その後南葛はゴール前でシュートを打つが、やはり中西に止められる。先ほどと同じようにロングパス
をだすが、このままやられっぱなしではない。そんな時に活躍するのは岬くん!
いわゆる“ジャンプ一番”でパスカット。そのままドリブル。ガタイがいい中西は、横の動きに
は弱いはず!とちょい失礼な考えでゴールの隅を狙ってシュート。ところが、中西は華麗にダイビング
キャッチ!彼は動けるデブだった(爆)。
攻撃力が高い南葛がいまだ無得点。メンバーは不安そう。なぜか皆、翼…と彼に近寄ります。
どうしよう…って感じです。そこで翼は、だいじょうぶだよと答えます。
そして、中西からスローイングで試合再開。1点取ったら勝ったも同然だからあまり攻めなくていいぞ、
とチームメイトに言う中西。もちろん南葛はカチンとくる。先ほどの翼の強気発言=点を必ず取る発言、
ということらしく南葛はボールを奪い翼に繋げようとする。しかし、難波は中西のうまい指示で動く
ので簡単にはいかない。そこでFWの翼も守備に入ってきたのでボールを持つ選手は焦る。石崎も近づく。
中西が翼とは逆の左にパスを出せと指示を出すと同時に、翼は石崎に中西が指示した方向を告げる。
翼の読みは当たり、石崎はパスをカットする。そこから南葛はうまいパスワークで反撃。
翼と中西の1対1になるが、翼はペナルティエリアの外からシュート。
中西はそのシュートを両手でキャッチする。しかし、なぜか手をはじきボールはネットにささり同点になる。
中西は無失点優勝を狙っていたいただけに、点を入れられたことにかなり悔しがる。だが、この後は
どんどん点を許してしまう。後半も残りわずかなところ、またもや翼が突破してくる。
すでに4−1とリードされ難波の負けは見えていたが、このままでは済ませないと思う中西。
シュート体勢に入った翼に突進し、叫ぶ。
気になる南葛の試合が終わったので立ち去ろうとする日向。しかし、決勝に若林がくるからこんなところで
負けてたまるかよ、という南葛の声を聞き驚く。どうにも南葛が気になってしょうがない日向。
自分と対決した時は負傷していた若林(ケガしてたのどうやって知ったんだろう?)が、ケガを治して
決勝に…。と考えているところに吉良監督登場。対戦した時より強くなっている南葛に警戒して
いることを日向は見抜かれる。そんな彼に吉良監督は朗報を伝える。吉良が自ら育てた男、小次郎に
タケシ。そしてもうひとりの選手が帰ってくるという。それが、
試合は進み、明和・ふらの・南葛は順当にベスト4に残る。もう一つの席をねらい、武蔵FCの試合が
始まろうとしていた。武蔵戦恒例の“三杉淳ファンクラブ”がいびつなハートマークを飛ばしながら、
絶叫していた。しかし三杉はまたもやベンチにいた。ファンクラブの子達は、相手が弱すぎるから
三杉が出る気にならないとか言い出し、あまつさえ敵チームに「がんばってねーっ。そうすれば
三杉さんがでてくるんだからーっ」と恐ろしいことを言う(笑)。
場面が変わり、三杉家(武蔵野市)。三杉の母登場。シャンデリアのある居間でお手伝いさんが
持ってきたお茶を飲みながら少年サッカーをTV観戦。息子がピッチにいないことにほっとする。
いつの間にか同点にされたあげく逆転された武蔵。これはいかんと、“サッカー界の杉さま”
こと三杉がピッチに登場。テレビの向こうの三杉母は驚いてティーカップを落とします。
ここでもお約束、三杉の投入ですっかり武蔵のペースで試合が運び勝利する。しかし、三杉母は頭を
抱えてしまう。まさに心臓に悪い男、三杉淳(笑)。
その夜<準決勝前夜>、選手達は思い思いの夜を過ごす。例え心臓病でも三杉に手を抜かないと誓う翼。
無理にサッカーをしているので、明日が最後だよ、と両親に誓う三杉。優勝まであとふたつ、と
勝利することのみ考える日向。そして… |