キャプテン翼 5巻(その2)

誰も予想だにしなかった沢田タケシのシュートが明和が勝利し、がっくりと肩を落とす南葛イレブン。 勝利したのになぜか南葛同様に肩を落とす日向。
「試合は明和が勝ったけど、翼対日向の勝負は引き分けだな」
と振り返り気味アングルの少年。誰だこれ?肩のラインが武蔵FCのユニフォームだな。三杉か。 本当に誰かわからんかった(笑)。
勝利し喜ぶ明和。南葛は落胆し、翼は悔しさから涙を流していた。そんな翼を見て日向は驚くのであった。 井沢(MFC<マイ・フェーバリット・キャラ>3位)に「いこう」と促され、翼はチームメイトと共に ピッチを去る。ベンチに戻っても、しょげている南葛イレブン。リーグ2位になれば決勝トーナメントに進める のだからと、城山監督はイレブンを励ます。そして翼は石崎にキャプテンのお前がそんな顔してちゃ ダメじゃないか、と励まされる。陰ながらもチームを盛り上げるために活躍する石崎。侮れない!(笑)

なぜか大会本部に南葛SCへ電話が入る。うわー、黒電話だ!!コードどこから繋がってるんだろう、コレ! またもや時代だ…。それはともかく。電話の主は若林だった。森崎と翼と話し、チームメイトを 遠くから元気づけ、ついでに南葛SCのテンションも上がっていった。電話を切り、足のケガを治して みなのもとに戻ることをひとり誓う若林であった。
ちなみに、若林家の電話は黒電話ではなく洒落たデザインのものであるが、 どちらにせよダイヤル式だった(笑)。そいえば、テレビは ひねるタイプではないが、チャンネルボタンがテレビにくっついていた(笑)。

一方、日向は南葛に勝ったというのにチームメイトをほったらかして1人考えごと。 終了間際の自分のシュートは、やはり翼の足に当たってわずかながらボールの方向を変えられていたこと。 最後の競り合いは完全に自分の負けだったこと。このことで、日向は勝利したことを素直に喜べない でいた。ビール瓶を入れるケースをひっくり返して椅子代わりにして…。これも昔はスルーしていたが、 なぜビールケースが…。小学生の大会で…。でも、昔はそれがわりとあちこちに置いてあったよな。 まあ、いいか(笑)。

その次の試合だろうか。ふらの小の試合があり、今度は南葛がふらのを応援していた。その甲斐もあってか ふらのは勝利する。でも小学生が「どうだ、たいしたもんだろ」と言わないよな、松山。 でも、MFC2位!(笑)
南葛とふらのが仲良くしているところに、となりから「キャー、三杉さーん」と言う声が。 出た!三杉淳ファンクラブ!!女の子ばかり、しかも三杉しか応援していない。 そんな光景に、驚きのあまり口が開いてしまう南葛とふらの(笑)。 試合が始まったばかりなのに、武蔵FCはすでに4得点。三杉の華麗なるプレイにくぎづけになるのは 三杉ファンクラブのみならず、会場の皆が目を見張る思いで見ていた。そんな三杉は、翼の姿に気づき、 杉(良太郎)さまに負けない流し目で「君と戦うのを楽しみにしてるよ」と語る。 華麗なるプレイなので、よそ見してんじゃねーというツッコミもなく5点目を決める。 日向小次郎の次は、この三杉淳が自分の前に立ちはだかると予感する翼。(この時点で翼は日向を 『小次郎』と言っているが、後々いつの間にか『日向くん』なんだよな)

まだビールケースの上に座り込んでいる日向。チームメイトはとっくにいません(笑)。 そこに東邦のスカウトマンが登場。女が日向に声をかけ、
「あなたをスカウトにきたわ」
と、ド直球に切り出した(爆)。サッカーの実力だけでなく、性格や生活環境まで調べ済み。 東邦に来れば、中・高・大の学費や生活費などをすべて支度するという話に「本当か!?」と 日向は立ち上がる。その時彼が思い浮かんだのは、おもちゃ屋のウィンドー前でおもちゃを欲しそうに 見ている弟と妹。そして針仕事をする母。・・・弟や妹のはともかく、母はもうちょっと違う仕事 してたんじゃあないかな〜?まあ、いいや(笑)。
だが条件として、大会で優勝しなければいけない。最後に女は翼ともう一度対戦するかもしれない ことを言って去る。含みのある女だな〜(笑)。

南葛SCはその後、他のチームとの対戦では9−0というサッカー的にはぐだぐだなスコアで快勝(笑)。 この調子で予選ブロック突破だ!と盛り上がっていたところに、
ヘッヘヘヘ(←なんか変)。それはちょっと甘いな」
と、立花兄弟率いる花輪FC登場。これからやる自分達の試合をとくと見ておけ、とこのマンガ特有の 生意気口調で宣戦布告をしていった。そのやりとりの後、城山監督に予選ブロック突破の最大の壁と 言わせる花輪FC。
で、試合はというと。敵陣につっこんでいくのは立花兄弟だけ。あとのメンバーは守りに徹するという、見たこと ない試合展開だった(笑)。双子なだけに絶妙なパスコンビネーションで敵を突破する立花兄弟を 確認して大会初日は終わる。

大会2日目、南葛は2試合とも勝ち、花輪戦に予選突破を賭けるのみ。同じ日に行われた明和vs花輪戦 はたった1ページ(爆)。結果はなんと引き分け!南葛は花輪に勝たないと予選突破はできない形になった。

そして翌日、予選最終日。南葛vs花輪戦が始まる。で、やっぱりテレビ中継を見る若林。 両チームとも応援団がいます。南葛はもちろん、あねご達。花輪の応援団ですが、なぜか“なまはげ” がひとりいるよ!悪い子は陽一くんです、なまはげさん!(笑)
そして花輪のキックオフで試合開始。好調に南葛守備陣を突破する立花兄弟。しかし、彼らの前に 翼と岬(MFC1位)のふたりが立ちはだかる。今までのとおりにいかないと直感的に感じ、動きが止まる2人。 和夫が南葛DFの1人に気を取られた隙に、岬にタックルされて南葛ボールに。翼がパスを出し、 井沢・来生・滝の3人組が今度は花輪守備陣を突破する。そして翼が隙をついて駆け込みシュートを 決める。その後も立花兄弟は翼・岬のゴールデンコンビがマークにつく作戦は成功するが、点には つながらず前半は1−0で終わる。

ハーフタイム。作戦がうまくいき、後半は点を取って突き放し予選突破だ!と盛り上がる南葛。 一方、このままでは点が取れないから他のメンバーも攻撃参加をしようかと提案。しかし、立花兄弟に は奥の手があるらしく、後半はそれを使い逆転を狙う。
試合観戦中の明和FC。ここで突然日向が、
「花輪戦はわざと引き分けにしてやったんだ」
とカミングアウト!それに驚く明和FC。明和にとって最大の敵は南葛と確信した日向は、予選で南葛 を消そうと引き分けでも花輪が予選突破できるようにドローにしたらしい。 そういうのって、かなり試合をコントロールしないといけないと思うんですけど。かなり実力ないと そういう駆け引きできないと思うんですけど。つか、メンバー知らないのによく思うような 結果にできたよな!花輪に望みをかけたが1点のビハインドではダメか…とあきらめ気味の 日向さんなのであった〜(今日のわんこ風)。
あと、もしかしたら若林が出てくるんじゃないかと心配もしていたよ♪

南葛のキックオフで後半開始。追加点を狙うものの、堅い守りをする花輪に止められボールは立花政夫に。 今までとは違う攻め方をするふたり。明らかに何かがある!と感じた岬がボールをとりに行くが 間にあわず、政夫はボールをゴール前に高くあげる。ゴール前に和夫がいるが、翼のほかにDF数人も いるから大丈夫?と思いきや。和夫がゴールポストを蹴って、ゴールポストより高い位置までジャンプ! そこへ政夫が駆け出す。飛んだ和夫がヘッドでボールを落とし、駆け込んだ政夫がシュート! ゴールを決めた。コレが噂のトライアングルシュートであった(絵で見ても文で説明しても トライアングルを想像しがたい)。
ここでトラブル発生。政夫のシュートを止めようとした南葛DFの西尾がまだ立ち上がっていない状態 のところに、上から和夫が降ってきてぶつかる。その時に、西尾はスネから流血し、退場。 他のメンバー2人に肩を借りピッチを降りる。そしてベンチから医務室まで控えの選手2人に肩を借りて ・・・ああっ!もしや控えの2人は14、15人目のメンバー!!4巻表紙の南葛SC勢ぞろいの 絵には登場してなかったからいるって知らなかった…。ひどい、ひどいよ陽一師匠!!
それはともかく(爆)、西尾の代わりに石崎がピッチに入って少しメンバーが明るくなりそうな雰囲気 で5巻は終わる。


主将ウィングTOPへ