日向小次郎に道場破り的なことをされつつも、順調に練習を重ねていった南葛SC。
30人から15人に絞られ、ついに少年サッカー大会の県予選が始まる。ちなみに石崎は受かっていた。
そして、自軍ベンチでやる気満々の翼。翼のお父さんが今日から航海に行く話題になり「じゃあ、
今日は来ないのか?」と浦辺が尋ねると、「来ないわけないだろ」と答える石崎。 会場にはあねごが南葛小応援団と選ばれなかったサッカー部員を率いて登場。手には例のはずかし 乙女心の翼フラッグ(特大)。サッカー部員は石崎くんだけベンチじゃないの、と話すとその石崎が くしゃみをするという、私としてはこっちの方がはずかしい小ネタがある(笑)。そんな彼らの登場 と同時に1点目を決める翼。そしてあれよあれよと前半でハットトリックを決め、ブラジル行きOKも ゲッツ!ピッチと観客席で、「やったよおとうさん」、「父さんも死ぬほど好きな船にのりにいく から、おまえもブラジルで思う存分サッカーをやってこい」という、かなり大音量な親子の会話が 交わされる。ちなみにこの試合、7−0というスコアで南葛が圧勝する。ついでにいうと、この後は、 10−0、11−0、8−0、9−0と、とんでもスコアで準決勝まで南葛は進む。
放課後、学校から帰ろうとすると「日向さん、キャプテン」と呼び止められる日向。
明日の試合は強敵だから出てくれと頼まれるも、おまえらで全国の出場権とるんじゃなかったのか?
と取り合わず行ってしまう。そんな日向の後姿を見ながらつぶやいた一言がおもしろい。 一方、ロベルトとの練習を終えた翼。心はすでにブラジルに言っている翼にロベルトは、プロになるまで 日本には帰らない約束をする。そんな脅し(笑)すら微塵も効かない翼は、早くプロサッカー選手に なりたがっている。しかも、一日中サッカーやっていられるから(笑)。ここでプロは甘くないことを 披露するロペルト。直径20cmくらいの材木用丸太を無断で拝借しキック。なんと丸太はまっぷたつに!! って、おいっ!!!K-1の選手だって折るのは野球の木のバッドだぞ!ていうか、サッカー選手に必要な 能力はキックの破壊力じゃあなかろうがっ!!この辺から「○○できればキック力あるからサッカー 選手に転身」ネタの予兆がうかがえる。
そして少年サッカー大会静岡県予選・準決勝。南葛SCvs島田小サッカー部。
なんと決勝に備えて若林が欠場することに。実は足のケガがまだ完治していないことをメンバーに告げる監督。
それより、いつ皆が若林のケガを知ったのか、準決勝がこれからなのにもう決勝に備えているとか
ツッコミ所はさて置き。もっと凄いツッコミ所が。
一方、埼玉県予選・準決勝。日向不在の明和FCは、敵に2点目を決められてしまう。日向がいないと
…という展開。今まで自分達でやってきたんだからもっと自信持てよ、明和(笑)。 静岡県予選、南葛がパスカットされる。試合になれていないのか、本日のゴールキーパーの森崎有三 (普通のゴールキーパーだが、今後のC翼を語る上では外すことができない人物)は守備の指示がうまくだせず、 先取点を取られてしまう。ここで南葛は気持ちの切り替えが上手くいくものの、試合の流れは上手く つかめそうない予感がする(雨が降りそうだから(爆))。
埼玉県予選、明和は結局3−0で前半終了。日向無しじゃムリムリムード(爆)が流れる。
そこに日向がドドンと登場。おまえらのサッカーで優勝するんじゃなかったのか?とまたもや
意地っぱり発言。つーか、意地悪だよな(笑)。そんなこと言わずに出てくださいと頼むチーム
メイト(同級生多数のはず)。オレのサッカーをすれば出てもいいと日向。
一方、南葛は攻めまくるも得点には結びつかないでいた。そんな調子で前半終了。
ベンチで監督に怒られます。得点率の高い翼に合わせるという作戦で後半はいくことになった。
若林は出さずにいくことにも。 またもや場面が変わる。明和は日向の3得点で同点に追いつき、試合のペースも握っていた。 タケシが見事なドリブルで敵をかわしていく。ここで、本当にタケシの実力をチームメイトが把握していなかったことも確認 できた(笑)。タケシが日向にパス。なりふりかまわず敵(5人)は日向を止めにくる。し・か・し。 それをかわすことなく日向はシュート。左右の3人は間に合わなかったと思えるが、前にいる2人は 日向のシュートの勢いで吹っ飛ばされてるよ!!キーパー1歩も動けず(顔のすぐ横に日向の シュートが来ちゃ怖いよな)。明和FCは準決勝を勝ち越すことができた。
2点目を入れられて逆転のチャンスが薄くなった南葛。若林が監督に「おれが出ます」と言うが、
「おまえは出さん」と言われる。全国優勝が目標なのに、この試練が乗り越えられないならばいっそ
ここで負けてしまった方がいいと監督。男らしい(笑)。この後も点が取れず、南葛が負けるムードに。
ところが、ここでやっと主人公の活躍が始まる。ハーフラインを超えて自軍に転がるルーズボールを、
そこまで下がることのないフォワードの翼が取る。そして「負けてたまるか」と吠え、攻め始める。
それに続けと井沢・来生。自分でゴール前に持っていくのかと思いきや、味方とパスをまわしてゴール前へ。
シュートを決めるだけではなく、そうやって試合を引っ張っていけばいいんだ!とやはり恋人(誤解発言)
の活躍に喜ぶロベルト。
岬のセンタリングで翼がようやくシュートを決める。つーか、今まで岬くんの姿が見えなかったんだけど(笑) そして島田小はキックオフ後、怒涛の攻めを見せる。今までとは違う勢いに南葛は悪戦苦闘する。 ついにノーマークでシュートチャンスを掴んだ島田小。南葛敗れるか!?ところが、そのシュートを ゴールキーパー・森崎がキャッチする!先ほどあっさり2点取られたヤツとは思えないファインプレイ! この時、「守ったよ若林さん」と他校のヤツを『さん付け』するのが気になった(爆)。 そしてロングパスでボールは翼の元へ。全員上がっていたので守備が薄々の島田陣営を翼がスイスイ ドリブル。そしてキーパーとの1対1に勝ちゴール。 思わぬ苦戦の中、南葛SCは3−2でなんとか勝利する。試合終了後に雨が上がり、ピッチでは島田小と 南葛のメンバーが、「全国行ってね」、「また試合やろうな」等とお互いを称え合う ものすごーく爽やかな1コマでこの巻は終わる。 |