キャプテン翼 第1巻

サッカーボールを追いかけ、手にしたらトラックが!両手にあるサッカーボールがトラックに ぶつかった時も道路に投げ出された時もクッションになったので無傷。 驚異的な握力で、ジャッキー・チェン的アクションを披露する大空翼、1歳(爆) 時は流れ…引っ越しの手伝いなんてやらねえよ、春(元ネタ「愛なんていらねえよ、夏」)。 サッカーボールを蹴りながら、新しい町を探索開始。

サッカー場を発見する。ここでC翼の重要人物、若林源三と石崎了が登場。 サッカー場の使用権を賭けもめていた。(全国優勝した修哲には人数が多くて学校のだけでは足りないらしい。) そこで、若林と石崎が連れてきた中学生達とでPK対決となる。 ペナルティエリア外(ゴールまでの距離は小学生で最大12m) からのシュートは全部止められる、と豪語する若林。てなわけで、 ペナルティエリアの外からシュートを打つことに。 最初にコレを読んだ当時はあまりサッカーのことを知らなかったけど、 今なら言える。
ペナルティエリアってけっこう広いし、外からはよほど不意を突かれない限りその状況では 大概止められるんじゃないのかっ!?
まあ、小学生だから勘弁してやろう(笑)。 ラグビー部主将もハンドボール主将も難なく止められ野球部ピッチャーと続く。 「フッフフフ。フッフフ。」と妙な笑いをされたのでピッチャーむかつき、 周りの野次通りにストレート!楽にキャッチされる(笑)。 なので中学生逃走〜。

頼んでおいて「たよりにならねえ先輩」とぼやく石崎。そんな彼にいきなり若林の家を教えて、 挑戦するから♪という翼。驚きつつも、何故か丘の上に連れて案内する石崎。 ボールに挑戦の旨をいつの間にか手にしていた油性ペンで書き込む。 そしてなんと、そこから若林の豪邸めがけてボールをキック!!! 正直、世界の一流プロでも届きかねる距離(思うに1kmはある)を飛び、 キレイに若林本人の所に届く(核爆)。 そんな翼に感心し、この町内に市立の南葛小と私立の修哲小がありこの二つはライバルであると 説明される。私立と市立の交流があるとはぶっちゃけ思えないがその辺はスルー(笑)。 飛んできた方向・距離に驚く若林。ここで若林専属コーチの三上さん登場。後々分かるのですが、 彼。元・日本代表の正ゴールキーパー!そんな人が、才能があるとはいえ小学生1人の 専属コーチなんてやるか?…か、金か?金なのか!?そんな疑惑(笑)。
突然、若林家で飼っている犬が吠え出す。住んでいる家の割に薄汚れた雑種っぽいまゆ毛がある犬(笑)。 見ると見たことない怪しい酔っ払い男が追いまわされている。 聞くと怪しい者ではなく(怪しいやつが言うセリフだろ)飛んできたボールを追いかけてきたと言う。 相手が一体誰なのか検討がつかないまま3人は、サッカー場へ向かう。 三上さんはサントリーオールドを飲む酔っ払いを「どこかで見たことあるな…」と気になっている。

それぞれがほぼ同時にサッカー場前に到着。車道を挟んでお互い向かい合う。 相手が自分より小柄な小学生と知り、そんなと思う若林。なぜか翼に向かって思い切りボールをキック。 ひるまずボールを受け、走り抜けるバスの車体下にボールを通し若林に返す翼! ありえなさ連発の後、若林with修哲2軍vs翼ひとりという男気ゼロの勝負になだれこみ。 ボールと会話をした後(淋しい子…)、あっさり2軍連中を抜き去る翼。 そんな翼を見て「すでにサッカーボールとト・モ・ダ・チになっている」と驚愕。 2軍連中4、5人によりゴール前に壁ができる。しかし、ボールを上に蹴り翼が 飛んだ--!! すげー、壁の子達の身長越えた!ヘディングシュートも若林はじく。 そのこぼれ球を横で見ていた酔っ払いが突然手にしたウィスキー瓶をぶん投げセンタリング。 「ヒャッホー」といいながら(爆)。目深にかぶった帽子が外れたので顔が見える。 それを見て三上さんが叫ぶ。
「ブラジルナショナルチーム センターフォワード 日系三世、ロベルト・本郷だ!」
と、このマンガの特徴である説明文的セリフ(笑)。
それはともかく、ボールに喰らいつく翼と若林。見事、翼のヘッドでゴール。 ところが勢い余ってゴールポストにぶつかり額から流血の若林! もちろん「大丈夫?」と心配する翼だが、そんな彼を「うるせぇ」と払いのける若林。 負けたのが相当悔しい模様。そして、こんな勝負でどちらが優れているか分からない!試合だ、 お前の挑戦は対抗戦で受けてやる!! と流血したまま翼の胸ぐらを掴みつつ吠える若林。見た目は壮絶だが言っていることは 、男気ゼロの若林。結局、サッカー場は南葛が使っていいことになる。 あまりの凄まじさにポカンとする翼と石崎を残し若林退場。

そんな所に、陽気な日系三世ブラジル人のロベルトが「ヘーイ」と2人に声をかける。 オレを南葛小サッカー部の監督にさせないかと提案。三上さんの説明セリフを聞いていない 2人にはまたもやポカンな話。ただの酔っ払いにサッカー出来るのかよという石崎を、 ゴールポストにボールを跳ね返らせポケットに手を突っ込んだままオーバーヘッドキック!! ポケット手に入れたままな所が九龍の皆守みたいだな〜。 クルッと宙返りをして着地♪それをみて翼はその真似をする。出来るようにならないと気がすまない 性質の彼は、落ちた衝撃で頭がふらふらになりながらも最終的に出来た! もちろん、オーバーヘッドのあとは背中から落ちる。それが普通だ!

翌日、夢の中でもサッカーをやっている翼は会得したばかりのオーバーヘッドキックを 寝ぼけてかましたので布団が吹っ飛んだ(爆)。それを顔面でキャッチする、起こしに来たお母さん。 布団をぶつけた事より、夜更かしして朝寝坊することを怒る不思議なお母さん。 あんだけ理不尽な目にあいながらも昨日は楽しかったと振り返る翼。着替えが終わったところに、 昨日の酔っ払い登場。家に着いてから雑誌で彼がロベルト・本郷と知り、彼からお父さんの 手紙を渡される。ロベルトの大空家居候が決定済みの旨が書かれている。 しかし、夜中の2時に現れちゃあ水ぶっかけられるよロベルト。朝食の席で、ロベルトは 翼に練習の時にプレゼントを予告する。

約束の練習時間に例のごとくサッカーボールを蹴りながらサッカー場へ翼到着。 部員はもう集まっていた。「みんなうまそうな顔してねえだろ」という紹介にすらなってない 石崎の部員紹介の後すぐに練習開始!(ええ〜!?)すでにサッカー部の一員として 練習する翼の姿を見かけ、前の学校ではサッカー部がなく一人だった息子に仲間が出来たことを 嬉しくなるお母さん。彼女が去った後、何の前触れもなく現れた浦辺反次率いる、となり町の 西が丘小サッカー部が登場。浦辺に練習試合を申し込んだのはそっちだろと言われ混乱していると ロベルト監督登場。またウィスキー飲んでます。いくら一流プレイヤーといえど、 子供の前で飲んだくれるのは有りか無しかで言ったら無しだろっ。 ともかくロベルトが言っていたプレゼントとは、眉毛がつながっている浦辺率いる西ヶ丘小 サッカー部(長い)とのゲームであった。 ここで浦辺によって、南葛が修哲に30−0というとんでもスコアで負けたことを暴露される。 石崎に「30−0!?」と聞いた後、さらに横にいる大西学(丸メガネをかけた少年)にも「30−0てほんと?」 と確認する翼。そりゃそうだよな(^^;)とにかく試合へ。

そして西が丘のキックオフで試合開始。次々とドリブルで南葛の守備を抜いていく浦辺。 がっはははと笑いが止まらないところ、翼にあっさり取られる。 そしてわざわざ自軍ゴールに向かって走り、わざわざ離れた所から蹴り込みゴール! 弱小のはずの南葛にとんでもゴールを決められ肩を落とす西が丘。
試合中、若林が通りかかる。昨日の額から流血で頭に包帯をしている。 が、なぜか顔中すり傷だらけ。鼻の頭に判創膏、右頬にガーゼが貼られてある。 どうした?三上さんに調子に乗ったことしてんじゃねー!って、ぶっ飛ばされたか?(笑)
そんな若林に気づかず、試合は続く。南葛がリード。最後は、翼のセンタリングから 石崎がヘッドでゴール。5−2で南葛が勝利する。翼1人にやられた…と思う浦辺。 ところで、西が丘。監督は?ああ、もしかして審判やってたの?

そして翌日、始業式…はすっ飛ばされる(笑)。各運動部が対抗戦に向けて練習を開始する。 野球部に至っては、主将と思しき子が部員に向かって「もたもたすんな!」とゲキる。 イヤな小学生だ(笑)。対抗戦とは同じ町内の南葛小と修哲小の各クラブ対抗のイベントらしい。
ここで、重要人物あねごが登場。応援団の先頭に立つ彼女。問題の弱小サッカー部を訪れると、 昨日試合で勝ったと報告を受ける。ここで、翼が若林からゴールを奪ったことがすでに噂になって いることがわかる。そんなに大騒ぎなことだったらしい。ブラジル代表が監督になったことを 自慢しつつ練習へ。

場面は一転、大空家。ロベルトの部屋をお母さんが掃除中。そこにはブラジル代表のユニフォームが 掛けられてあった。おかしい、手ぶらでふらふらしてたのに(爆)。
開いていた窓から風が吹き込み、机から手紙が落ちる。差出人は大学病院眼科。 あれ?お母さん?落ちたのは封筒だよね。なんで手紙開いてるんすか?読んで青ざめるお母さん。 勝手に読んでいいの?と心配な読者(笑)。

一方、郵便局から出てくるロベルト。所属チームサンパウロFCの監督に手紙を出してきたらしい。 網膜はく離でこれ以上サッカーをすることはできなくなってしまったこと。引退発表を そちらでやってほしいこと、しばらく日本に滞在することを告げる。身寄りがないから母国日本に 居座るのもいいかもしれませんね、とも書かれてあった。しかし、三世ともなると本当はそんなに 日本語達者な人いないよなとかツッコミをおさえつつ(爆)。例のサッカー場へ向かう。 手紙にはこう続いていた。「母国・日本で恋人を見つけたんです。」と大胆発言。 「その恋人の名は大空翼。おれの目にはもうあいつしか見えない」涙と溢れさせて彼を見つめる。 選手としてはもうプレイできないが、翼をサッカー選手に育てあげるという生きがいを見つけた ということだろう。しかし、一方いきいきとボールを蹴る翼に惚れるあねごとライバル関係か!? という腐った見方も出来なくはない(爆)。

日が暮れて練習が終わり、翼を除くサッカー部全員がへたり込んでいる。みんなまだボールとトモダチになって いないから常にサッカーボールをドリブルするというルールで、全員家まで帰る羽目になる。 帰り道、ロベルトは翼と毎朝5時に起きて特訓するということにもなる。 翌日、まだまだヘタっぴなサッカー部員はドリブルがままならず、翼を除いて全員遅刻するという 大問題を起こす(笑)。また学がどこから拾ったのか、修哲小が練習試合をする情報を得て放課後偵察に。 修哲小のマジで立派なサッカー場(観客席もある)にたどり着くと、試合は始まっていた。 修哲ゴールに若林の姿はなかった。しかし目の前の席に浦辺がいた。石崎が、「おまえは西が丘小の 浦辺」と説明的セリフをかます。こういう言い回しが毎回不思議だ(笑)。
ここで修哲のメインメンバー、DFの高杉真吾、MFの井沢守(MFC<マイ・フェーバリット・キャラ>3位)、FWの滝一・来生哲兵がでてくる。 試合は修哲が圧勝した。最後に浦辺は、若林が学校をサボって自宅で猛特訓していることを教えて くれた。場面が変わり、高校生2人が続けて打ったシュートを見事パンチングする若林。 「よーし、ほぼ完璧だ」と言う三上さんと、例のadidas帽子のつばが半分取れかけている若林 とが、どうにもおかしい。つば取れかけ帽子は、それくらい猛特訓したんだってことを示したいの だろうが、なんで服や装飾品で表現しようとするかが謎(爆)
日付が変わり、また早朝特訓の翼とロベルト。どこから聞きつけたかサッカー部のメンバーも 登場。結局、みんなで朝練で爽やか風味。
また場面が変わり、今度は河原のサッカー場。絵描きのおっさんが絵を仕上げ、息子に行くぞ! と声をかける。重要人物、岬太郎(MFC1位)の登場である。仲間に別れを告げ、イーゼルと リュック一つの父親と共に、やはりリュック一つを背負い岬は朗らかに次の地へと向かう。 岬くん(なぜか彼は“くん”付けで呼びたい)は、小学校だけでも50回以上転校しているらしい。 そんな生活なので荷物が無え(爆)。
そして対抗戦を翌日に控える。練習の帰り道、翼と岬くんがすれ違う。翼はまったく相手に 気づかないが、岬くんは翼を見て「いいドリブルしてるな」とチェック。翼がちょっとアホっぽい(笑)。

そして対抗戦当日。南葛サッカー部は開会式に出ず、秘密特訓をしてきた。そして応援団長の(はず) あねごの姿もない。
試合会場である修哲小サッカー場客席にひとり座るロベルト。試合までまだ早いわよ、と翼のお母さん。 お互い様だよ、お母さん。とは言わないロベルト(笑)。 誰もいないコートを見て、翼がこんな風に動くんじゃないかと1人想像していたらしい。 お母さんはロベルトに、「ワールドカップって何?翼が小さい頃からそれで日本を優勝させるんだ!って いうの。」と聞く。ああ、ワールドカップについて※の解説があるっ!!! 今や誰もが知っているサッカーワールドカップだが…時代だ……( ̄□ ̄;)
一方、岬父さんは絵を描くポイントが決まる。そして息子に、「いつものように転校手続きを してこい」と言う。…それ、小学生が自分でやるの!?ありえなさ100%の展開にも 朗らかに南葛小へ向かう岬くん。なんていい子だ…。しかし、対抗戦でみんな修哲小へ行ったよと、 何故か修哲小へ行かされる岬くん。
ついにサッカーの試合開始時間が近づく。会場には浦辺率いる西が丘小、同じく市内の山吹小サッカー部 も偵察に現れる。しかし、若林の姿がない。
「南葛小に入るのに、なんで修哲小に行かなきゃならないんだろう」
そんな呟きと共に岬くんドリブル中。気分が盛り上がったのか、電柱と塀のすき間をゴールに見立てて、 シュート!すると人影が、あぶない!!ああっ、岬くんともあろう人がそんな迂闊なことを!(笑) しかし、人影はボールを片手でキャッチ。
「むやみに町中でボールを蹴るもんじゃないぜ」
と、不敵な笑みで返すその人は若林!そんな2人の出会い(笑)
修哲小では、もう試合開始なのに若林が現れないのでざわつく。翼をおそれて逃げたんじゃないか、 と言う石崎。しかし、
「冗談きついぜ、石崎よ」
と、どうにも小学生らしくないセリフ回しで、若林、柵を飛び越えて登場。 若林と翼、互いにオレは負けないぜ宣言をしてそこで、1巻終了。


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