キャプテン翼12巻(その1)

南葛と明和の対決は、延長戦でも決着がつかなかった為再延長戦へと突入。始まるまで両チームはとにかく休むことのみに集中。このままでは、両チーム優勝ということもありえる。しかし、東邦スカウトの女性はその場合、どうするかをもう決めているらしい。

一方、航海中の翼の父は、息子の優勝を信じている。虹の彼方に息子の笑顔があるという翼の父だが、虹の彼方の決勝戦会場ではとおり雨が!そしてすぐ止む(爆)。そして、「今のはいい雨だったな」と言う若林はやっぱりじじくさい(笑)。

ここで石崎が、修哲小と南葛小の対抗試合に再延長があれば南葛が勝ってたなと言いだす。お前はケガして途中退場したくせに!とか始まる。ああ、南葛って試合の時以外は普通だから好きだ(笑)。やっとしゃべれる元気が出てきたイレブンに、監督はとにかくあと10分がんばれ。引き分けでも優勝だと声をかける。

だが翼は、「それはダメです!」と発言。予選で明和に負けているのだから、ここで勝たないと本当の優勝ではありません、と意外にも勝ちにこだわる翼である。ここで「翼の言う通りだぜ。…」と続ける若林はやっぱり、じじくさい(笑)。

一方、寝ころんだまま日向は「攻めるしかないな」と呟く。突然とはいえそんなに驚くなよ、チームメイト(笑)。明和のサッカーは勝つサッカーなので、やはり引き分けはなし!とのこと。両者、勝つことのみに集中です。

試合再開のため、選手たちが呼ばれた。しかし岬は暗い顔。足が折れても出るつもりだが、このままではチームの足をひっぱってしまう…と心配なのである。ここで突然若林が、前半5分は翼・岬を休ませ、後半に攻撃をかける作戦を提案。ああっ、なぜか井沢が「若林くん」って言っちゃった!(修哲は「さん」で呼ぶ)師匠、間違えたな!!

こんな師匠のうっかりはスルーし(笑)、翼をはじめチームメイトに励まされ岬はなんとかピッチへ。明和のキックオフで試合再開。猛然と攻めてくる日向達の攻撃を何とかかわす南葛DF陣とキーパー若林。翼・岬につなぎ反撃にくるか?と思いきや、若林は浦辺にパス。この事態に日向と若島津はすっごい驚く(笑)。

それでも、ボールをチームメイトに奪い返させる日向(笑)。自分の近くにいる翼と岬がボールを奪いに来るかと思いきや寄ってこず。さては相当ケガがひどいな、ならばこの試合もらったも同然!とおれにつづけ!と言いながら戦国武将並に南葛ゴールを攻めてくる(笑)。

ガンガン攻めてくる明和だが、それをガッチリ守る南葛。南葛が攻めてこない、というより翼と岬が全く動いていないことを不審に思う若島津。ここで、翼・岬温存作戦に気づき日向に向って叫ぶ。こここで、その通りだと言ってしまう南葛。男らしい(笑)。この時点で前半残り30秒。

どんな作戦をたてようとこっちには関係ない、と日向。全くもってそのとおりである(笑)。久々に強引な(というか力任せな)中央突破でシュート!と見せかけ横へパス。なんと若島津がオーバーラップ!しかもキック力は日向と1・2を争う鋭さですって!「きえ〜〜〜〜っ」と叫びながらシュート!(爆笑ポイント)

しかし、若林はがっちりキャッチ!ここで前半終了。タケシは思わず、「さすが若林さん」と言ってしまう。横の日向にひっぱたかれるぞ(笑)。キーパーがとりにくい左下スミを狙った若島津だが、それを読んだ若林の方が一枚上手だった。

後半、南葛のキックオフでスタート。前半休んでいただけあり、翼のキレはよし。しかし岬の足はそうとう重傷で、ジャンプの着地と同時に痛みが走りうずくまってしまう。日向にボールを取られ、明和が「うおおおおお」(効果音か選手の声か謎)と攻撃開始。

岬太郎はここで終わってしまうのか…。力を貸してくれ、父さん、母さん!と、小学生らしからぬ覚悟の決めっぷりな岬。日向はノーマークでシュートを打つ!が、翼が突然横からボールをブロック&キャッチ!すげー技(笑)。

すぐに岬へパス。おれのパートナーは岬くんしかいない!と翼。最後のゴールデンコンビのプレイをみせてやるんだ!と心の中でつぶやいている。そして、「とうさん、かあさん。ボクの最後のプレイだ!」と発進する岬。彼は本気だ(笑)。

翼と岬のナイスパスワークでゴールを目指し、岬がシュート。「くらえ、若島津!!」と叫びながら。南葛では翼くんとか石崎くんとか呼んでいるのに、明和在籍中、彼らに何があったのでしょうか?そう思わずにはいられないシュート(笑)。

若島津がなんとかはじいたので、ゴールにはならず。しかし、そのこぼれ球を拾う石崎。こういう重要なプレイをする石崎は決して下手じゃないよな(笑)。おれにも活躍させてくれ!とセンタリング。

これに合わせて岬がオーバーヘッド。って、いつの間にできるようになったの!?これを日向が止めようと同じようにオーバーヘッドへ。でも岬は打たず。あれ?となったところに、彼らより高くジャンプした翼(すげー)がオーバーヘッド!時間差攻撃!?で、ゴール!!

何の打ち合わせもなく以心伝心でコンビプレイを決める二人に、さすがの日向も脱帽。明和のキックオフで再開。日向はパスを出したりフェイントで抜いたりしながらも、ゴールデンコンビに教わったと心の中でつぶやき始めた!

サッカーはひとりじゃできないこと、力だけではないこと。なにより、サッカーの楽しさを感じるようになったと日向。サッカーていうのは楽しいもんだったんだよなと微笑。とても小学生とは思えないモノローグです(笑)。

しかし、あくまでも勝つサッカーなのは変わってませんよ。シュート体勢になったが、止めに入る翼が目に入り、とっさにパス。日向くん、大人になりました!(笑)走りこんできたタケシがシュートを打ったものの、若林にキャッチされる。

(一応)謎のロン毛・グラサン男が、タケシに翼や岬くらいのシュート力があればゴールデンコンビと互角以上に渡り合えたが小4には酷か…、と一人で勝手に結論を出していた(爆)。

すみませんと日向に謝るタケシ。日向は、あと2分ある、1分に1本シュートを打てれば勝てると言う。「あ、うん。え?」となりそうだが、今のプレイで若林の足も悪化したように見えたかららしい。自分が打てば必ず決まる。日向はそう思ったみたいです。

一方、「この1点は俺の責任。空手ワザで必ずかえしてやる」とひとり静かに誓う若島津。断わっておきますが、彼らが今やっているのはサッカーです(爆)

(つづく)

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